進化運命理論 (ページ5)

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鉄道博物館の地下へ！！ページ5

「彼女がシンカリオン・シムで高得点を出した子なのか？」
出水がアカギに聞く。
「はい、そうみたいです」
フタバが続いて口を開く。
「シュミレーションは高得点を出し、適合率もハヤト君に続く91%です」
「鉄道博物館の地下にこんな施設があるなんて…」
「すみません…いきなりこんな所に連れられて不安ですよね」
フタバが心配そうに聞く。
「いえっ！秘密基地っぽくて凄いです！！」「あはは…」
「神楽坂A君、君には今から頼みたい事がある」
「頼みたい事…ですか？」
出水は一から説明を始める。
途中でAが頭を悩ませたりしたがなんとか理解できたのだった。
「私がその新幹線が変形するロボットのシンカリオンというものに乗って敵を倒せば良いのですね！」
「そうなんだ…けど危険も伴ってしまう。それでも本当にいいのかい？」
「はい！私しかそのシンカリオンを動かせる人物が居ないのなら私は乗って戦います！」
「神楽坂君…」
「乗らせてください！！」
「ありがとう…」
「出水司令長、Aさんのシンカリオンは…？」
「彼女のシンカリオンは近頃開発完了がした「はやて」で出動してもらう」
「はやてでですか！！」
「あ、あぁ…そうだが」
「あの白いフィルムに青い線！そして美しく走る姿！最高じゃないですか！！」
「そ、そうかい…」
「ハヤト君と同じぐらい新幹線が好きそうですね」
フタバがAの興奮さを見て笑う。
Aはフタバが口にした人物に疑問を持った。
「はやとくん…？」
「ハヤト君っていう子はシンカリオンE5はやぶさに乗っている男の子なの」
「はやぶさ…！」
「他にも日本各地の支部にシンカリオンの運転士がいるわ」
「私の他にも運転士がいるなんて…いつか会ってみたいです…！」
「ハヤト君とあと二人の運転士の子にはすぐに会えるわ！あの子たちは大宮支部の運転士だから」
「そうなんですか」
すると指令室の扉が開いた。
「ただいま、帰りました！」
「おかえりなさい、ハヤト君、アキタ君、ツラヌキ君！紹介するわ、彼女が新しい運転士の神楽坂Aさんよ」
「あっ、えっとー…はじめ…」
扉の方に向こうとAが振り返った瞬間、Aは目の前にいる人物達が高校生ではなく小学生であったことに驚いた。
「しょ！小学生！？」
「俺、小学生5年生の速杉ハヤト！よろしく！」
「同じく5年、男鹿アキタ」
「同じ5年！！！大門山ツラヌキだ！よろしくな！！」
「運転士が私よりよりも年下だなんて…」