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7「え」


俺は突然名前を呼ばれて動揺した



いや、俺の名前はあきらだけど、え、コンビニでぶつかった女の子に名前で呼ばれて動揺してる俺って…



「あれ、もしかして覚えてない?

まあ、昔のことだからね」



7「昔……?」



9「え、え、Aちゃん!どーゆーことじゃ!?」




Aちゃん………





.





『あきらくんをまもれるようになるね!』




7「え…柳、Aちゃん…?」



「ふふ、そうだよ、やっと気付いたね」




え、夢?

だってAちゃんって、俺よりもずっと小さくて、でも幼い割にはしっかりしてて、人形みたいで、なんか巫女さんみたいな服着てて……




でも俺の目の前に立っているAちゃんは綺麗で可愛らしい女の子で………




7「え、え!?」



「お、よかった。思い出してくれたんだね」



よかったよかった、そういってAちゃんは首を縦にふった




9「いや!なんにもよくない!!

2人はどんな関係なんじゃ!」



「昔に会ったことあるんですよ。

あ、柳田さん、あきらくんお借りしていいですか?」



9「ああ、まあそのために晃よんだんじゃからな。

晃!お前Aちゃんに変なことすんなよ!」



しねーよ、と思いながら適当に相槌を打った



ギータはう〜〜と唸りながら去っていった





.








.





7「俺に話ってなに?」



「あきらくん、今日、おかしなもの見えたでしょ?」



7「え」



「他の人には見えてないさ。

あれはあきらくんと私しか見えてない。私は霊感が強いからね、あの飛んできた頭は見えたんだよ」



7「……そうなんだ…」



「あの人、ずっとあきらくんのこと見守ってたんだよ。


あきらくんが甲子園に行った時も、プロの道へ進んで活躍してる時も、彼はずっと見ていた。


自分と同じ不幸な目に遭わないようにね」




7「っ………」



「あの人、あきらくんを助けたときに成仏したよ。


そのときに流れ込んできたんだよ、あの人の記憶が。





あの人、赤原さんは、高校のときに野球を諦めなければならない境地にたたされていたんだ。


でも、1年から努力して、2年で4番について活躍してるあきらくんを見て、生きる希望を見つけたんだよ。



こんな凄い人、生まれて初めて見たっていってたよ。


あの日のこともあきらくんは全く悪くない、責めていないみたいだよ」






7「…………赤原………


ありがとう…っ」

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るかわ(プロフ) - 作者のるかわです!前のアカウントにログインできず、別のアカウントで続編を作成しています!https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ohtnnkmr1/ (2020年6月21日 22時) (レス) id: 98036951f0 (このIDを非表示/違反報告)
るかわ(プロフ) - 夢の人さん» ありがとうございます!テストとスランプを乗り越えて更新します! (2020年1月13日 17時) (レス) id: 66bfd50516 (このIDを非表示/違反報告)
夢の人(プロフ) - 初コメです!おもしろいです!続きがみたい.........! (2020年1月4日 3時) (レス) id: 65275ecd7a (このIDを非表示/違反報告)
るかわ(プロフ) - けーんーたーさん» ほんとですか…(歓喜)ありがとうございます(泣)更新頑張ります! (2019年9月17日 21時) (レス) id: 66bfd50516 (このIDを非表示/違反報告)
けーんーたー - いつも読んでますー!今までの全部面白いです! (2019年9月17日 14時) (レス) id: 09690ecee5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るかわ x他1人 | 作成日時:2019年9月10日 16時

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