検索窓
今日:3 hit、昨日:14 hit、合計:82,475 hit

. ページ33

.







.









.








.


8「死神?」



俺は女の子に連れられて、BARへ入った



この子はそこでバイトしているらしい




「そうです。あなたがあったあの子供は、死を告げるためのものです」


これを見てください、とスマホを目の前に差し出された


そこには





8「博多でバス事故………


運転手1人が……死亡……?」


「そうです、あなたが乗ろうとしたバスです。この運転手、お酒を飲んでいたらしいんです。それでガードレールにぶつかってそのまま…」



そう言われてゾッとした




あの時、意識はあったものの、体が勝手に動いていた


この子に止められてなかったら俺は今頃あの世行きだったんだ




8「君はあの子供のことが見えるの?」



「はい、霊感は持ってますよ」



8「そうなんだ……助けてくれてありがとう。

君がいなかったらと思うと、ゾッとするよ」


「そんな大したことしてませんよ。

あの死神は、死へ導こうとするんです。


前は無表情でも、いざ連れて行く時、笑うんですよ。


不気味なほどにね」


「本当の死神は大きな鎌を持った化け物のようなものじゃなく


子供なんです。



愛らしい子供が、死へと導こうとするから死神なんです」




8「…!」





「おそらく、もう見かけることはないと思いますが、もしまた見かけたら声をかけてください。


私はここにいるんで」



今日は休みなんですけどね〜なんて笑いながらカクテルを飲んでいた




8「…君と話してると、退屈しなくていいや。


また来るよ、ドームからも近いし」





「ドーム…、てことは野球選手なんですか?」



8「俺のこと、知らない?」




「すみません、私、野球知らなくて…

最近選手の方が来てくれるんで、見るようにはなったんですけど…」



8「……なるほどね、マッキーが言ってたのはここか」



「え?」



8「いや、なんでもないよ。俺の名前、明石健志っていうんだ。


今日は助けてくれてありがとう。


またお礼にご馳走させてよ」



じゃあ、といって俺はBARからでた






8「なるほどね〜、みんながあの子に夢中になる理由、わかったかも」



俺は夜道にそう呟いて家に帰った



.

女の想いは霊よりも#51→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
147人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るかわ(プロフ) - 作者のるかわです!前のアカウントにログインできず、別のアカウントで続編を作成しています!https://uranai.nosv.org/u.php/novel/ohtnnkmr1/ (2020年6月21日 22時) (レス) id: 98036951f0 (このIDを非表示/違反報告)
るかわ(プロフ) - 夢の人さん» ありがとうございます!テストとスランプを乗り越えて更新します! (2020年1月13日 17時) (レス) id: 66bfd50516 (このIDを非表示/違反報告)
夢の人(プロフ) - 初コメです!おもしろいです!続きがみたい.........! (2020年1月4日 3時) (レス) id: 65275ecd7a (このIDを非表示/違反報告)
るかわ(プロフ) - けーんーたーさん» ほんとですか…(歓喜)ありがとうございます(泣)更新頑張ります! (2019年9月17日 21時) (レス) id: 66bfd50516 (このIDを非表示/違反報告)
けーんーたー - いつも読んでますー!今までの全部面白いです! (2019年9月17日 14時) (レス) id: 09690ecee5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るかわ x他1人 | 作成日時:2019年9月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。