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病院へ ページ8

⚫中田

試合中に翔太が体調を崩したと聞いて、練習を切り上げてすぐにドームに駆けつけた。

翔太は医務室で寝ていたが、かなり具合が悪そう。

熱も39℃付近をうろうろしている状態だと聞いた。

触れてみると頬は試合前とは比べものにならないほど熱い。

「しんどいなぁ……大丈夫か…?」

髪を撫でながらそう言うと、翔太の目がうっすら開いた。

「ごめん、起こしちゃったな。寝てていいよ。」

そう言っても返事はなく、ぼーっとしている。

「高熱で意識が朦朧としているみたいで…。」

医務室の先生が言う。

「やっと落ち着いたところなんです。さっきまですごく苦しそうだったんですけど、病院行くのは拒否していて…。
寝られるなら暫くそっとしてあげたいところですけど、これほど熱が高いと、脱水の可能性もあるので、早く病院に連れていった方が良いと思います。
ここでは応急処置程度しか…。」

「俺、車で来ているので連れて行きます。」

「助かりますが、せめてもう一人いないと、側で看てあげられる方が…」

その時、歓声が聞こえてきた。
試合終了か…!

少し経って、マッチとトレーナーさんがやってきた。

「翔太……」

「病院に行く準備しますね」と行って、トレーナーさんが車を出しに行ってくれた。

「翔太、病院行こっか。」

「ん……」

「わかる? 勝ったよ、試合。翔太が勝ち投手。」

「ほんとですか……?」

「5回まで頑張れて良かったな。おつかれさま、病院行こう。」

「ありがとうございます………ごめんなさい、迷惑かけて……」

「大丈夫、試合は作れてたよ。ありがとう。」

「もう大丈夫です…帰ります……」

「いやいや、絶対病院連れて行くからな‼ 命令!」

「わかりました……」

身体を起こすのさえ辛そう。

「肩…お借りして良いですか……?」

「大丈夫か?背中乗るか?」

「大丈夫っす…」

俺の肩を頼りながら、なんとか立って歩き始めたが…

「……はぁっ、ゲホッ」

ドア目前のところで、壁に手をついてずるずるとしゃがみ込んでしまった。

「翔太…っ、大丈夫か??苦しい?」

「歩くとめまいが……うぅ…はぁ…っ」

「熱高いからなぁ…ほら。背中乗りな。」

「ん………すみません。」

歩けないほどしんどいなんて…

背中から感じる翔太の体温に、ただただ心配が増すばかりだった。

我慢の代償→←目が覚めると…



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うep - はじめまして! 日ハムの宮西尚生さんで、体調を崩して試合後にロッカーでダウンしちゃうお話を読みたいです。 いつものドギつめなキャラを捨ててグズグズな感じがいいです。 よろしくお願いいたします。 (2017年5月21日 11時) (レス) id: 101564af7d (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 千夏さん» そのままなんですね!(笑)了解です! (2017年3月14日 9時) (レス) id: 770ba756ab (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 菜穂さん» 菜穂さん!ほんとにいつぶりでしょうね!(笑)リクエストありがとうございます(^ ^) 私もそういうストーリー大好きです(ニヤニヤ (2017年3月10日 0時) (レス) id: 770ba756ab (このIDを非表示/違反報告)
菜穂(プロフ) - 作者よりを見て久しぶりにコメントさせて頂きます。坂本勇人選手でお願いしたいです!主力として気負いすぎてストレスで体調崩しあまり食べれないみたいな感じでお願いしたいです。 (2017年3月9日 21時) (レス) id: 0fe6f0fad9 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - 小林とか誠司って呼ばれてると思います! (2017年3月9日 21時) (レス) id: 5b25a67a76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美咲 | 作成日時:2017年2月5日 23時

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