王者の重圧 １

上がらない状態 ページ19

⚫東浜

今日も1日練習が終わった。

早く1軍に上がるために必死に結果を残すしかない。
一時期1軍に上げてもらえたが、数試合連続して結果を残せず、再調整。

寮に帰って夕食の時間。

「あれ？翔太は？」

「そういえば見てないっすね。」
「寮に帰って来たのは見ましたよ。」

「そっかー…」

疲れて寝てる？

ちょっと気になって、部屋に向かった。

「翔太ー」

ノックをしても反応がない。

『ガチャ』

開いてる…まぁいつものことか。

部屋は暗かった。

「入るよー」

やっぱ寝てる……ん？

額に貼られた冷えピタ。
また熱出たのかな…。

頬を触ってみるが、大して高くはない感じ。

「ん…」

「翔太、大丈夫？」

⚫武田

「…なおさん。」

まだちょっとボーッとする。

「熱あんの(´･_･`)？」

「ちょっとだけ…」

「練習中から？」

「んー…帰ってきて測ってみたらです。」

「そろそろご飯の時間だけどどうする？」

「もうそんな時間……食べます。」

「じゃあ行こっか。」

その後2日間も、普段通りとは言えなかったが徐々に回復していった。

しかし、それでも毎日練習終わり際には疲れか気の緩みか、体調が悪くなり、夜はベッドから動けなかった。

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