気にかけてくれる先輩 ページ19
「はい。大丈夫か？」
ペットボトルを拾ってくれたのは、栗原さん。
「え？栗さん…さっき部屋に」
「純平の様子がおかしかったから。風邪か疲れか分かんないけど、良かったら薬要るかな？と思って持ってきた。」
「え……ありがとうございます…」
全然言葉が頭の中に入ってこなくて、ぼーっとする…。
熱っぽくて、顔も身体も火照って来ているのは分かる。
「やっぱり、何かおかしいな。全然元気ないじゃん。部屋の鍵は？」
「えーっと…なんか…無くしちゃって…(苦笑)」
「ん？胸ポケットに入ってない？黒いカードキーだよな？」
「え、あっ！ありました！」
「純平しっかりして！？(笑)いつもしっかりしてるのに(笑)」
「ボケてました…(笑)」
「薬、ポケットに入れとくからな。
水分摂って、早く寝なよー」
「ありがとうございます…すみません、心配かけて…」
依然心配そうな栗原さん。
「なぁ、ルームキー1つ預かっても良い？2つあるよな？」
「えっ！？」
「だってさ、昼間から純平ずっと体調悪そうだからさぁ…倒れたり。何かあったらすぐに駆けつけたいなって」
「大丈夫ですよ〜さすがに(笑)」
「今も顔色ちょっと悪いし、この後も心配だから、今日だけ！」
「いや、鍵は別に良いんですけど……(苦笑)」
「んじゃ、貸して！その方が俺も安心できるから！」
部屋のドアを開けて、そのまま栗さんに鍵を渡した。
「夜中に体調悪くなったり、何かあったらいつでも呼んで。何時でも大丈夫だから」
そんな心配されるほどじゃないつもりなんだけど…。
「ありがとうございます、お休みなさい〜」
部屋に入って、嫌々ながらも一応体温を測ってみる。
『37.9℃』
んー…まぁ、寝たら下がりそうな気もする。
平熱も少し低めな方だから、さすがに38℃近くまで上がるとだいぶしんどい。
栄養摂らなきゃ、とは思うけど食欲が全くなくて、夜ご飯も食べなかった。
明日はベンチは外れる予定だけど、ちゃんと練習では元気な姿を見せたい。
薬飲んで、早く寝なきゃ……。
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トアコージ - いつも素敵な小説を読ませてもらってます！突然ですが、マッチの病系小説も読んでみたいです。もしよろしければお願いします。更新がんばってください！！応援してます！ (2021年8月13日 10時) (
レス) id: f2b8e183c1 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 鷹loveさん» 鷹loveさん！メッセージありがとうございます(^^)楽しんで頂けて何よりです！展開にドキドキしてもらえて嬉しいです☆鍵を預かってもらう、というフラグ満載な状況です（笑）引き続き読んで下さいね！ (2021年6月21日 1時) (レス) id: 95e41a3f5f (このIDを非表示/違反報告)
鷹love - 美咲さん､何時も更新お疲れ様です！一話､一話噛み締めながら､読ませて貰っています！ドキドキ？の展開に私もドキドキで…(何言ってるんだろう)引き続き楽しみに読ませて頂きます！美咲さんもご無理なさらないで下さいね…(^^)！ (2021年6月19日 16時) (レス) id: aca5255b2a (このIDを非表示/違反報告)
九二郎 - 更新頑張ってください！応援しています(´∀｀*) (2021年5月14日 6時) (レス) id: 77aeb9bf3b (このIDを非表示/違反報告)
九二郎 - 僕はどのチームも応援していますが、個人的にはソフトバンクホークスファンです！美咲さんの作品を読み、いろいろな球団のファンにもなりました^ ^ (2021年5月14日 6時) (レス) id: 77aeb9bf3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美咲 | 作成日時：2021年4月11日 4時
