愛されてるみたいです、僕 2nd

ジョブチューン4 ページ19

小笠原(dragons)「＿＿＿＿＿＿今日お会いして、井桁さん可愛いなと思いました」



井桁「あ、ごめんなさい。私ホークスファンなので」


土田「球団ぐるみで断るんですか？笑」


原田「あ、でも今日2人ソフトバンクの選手来てるじゃん！」


アナ「はい、柳町選手と香坂選手ですね」


ホリケン「2人はどうなの？井桁ちゃん可愛いよね？」


柳町「はい笑、お綺麗だと、思います」


2人のことがカメラで抜かれ、柳町が答えると、優弥もその言葉に小さく頷いた。



ホリケン「あ、じゃあアリ？2人は井桁ちゃんアリ？」


設楽「なんちゅう聞き方してんすか笑」


日村「でもアリだよね？柳町選手」



話を名指しで振られた柳町は、この後の展開を読んで、優弥に申し訳ないなと思いながらも返事をする。



柳町「自分、既婚者なんで…」


設楽「そりゃあダメですね、もちろん」


柳町「はい笑」



スタジオ中の視線が優弥に向けられた。



日村「香坂選手はどうなんですか？結婚されてるんですか？」


設楽「すいませんね、日村さんイケメンに嫉妬しちゃうところがあって…」


「日村さんは素敵な奥様がいらっしゃるじゃないですか…？」


日村「まぁまぁそうですけども。で、話をすり替えずに？結婚してます？」


「いや、僕は(結婚)してないです」


日村「えっ、じゃあ…！」



日村の悪ノリにより、流れが出来上がってしまう。



日村「井桁ちゃんこそどうなの？香坂選手」


井桁「日村さん、！香坂選手は大人気で、ホークスの宝なので！私がいろいろ言える立場じゃないので……！」


ホリケン「それは香坂選手に聞いてみないことにはわかんないじゃん。香坂選手どう？」



井桁の必死の反論も、今の流れでは勝てず、かき消される。


カメラがホリケンと日村抜いている時に、一瞬、井桁と優弥の目があった。


その瞬間、優弥は井桁に向かって軽く片目を瞑ってみせる。


その直後、2つのカメラで井桁と優弥を収める。


そしてホリケンと日村のキラーパスに、優弥は申し訳なさそうな顔で答えた。



「あのー僕、めちゃくちゃ足臭いんですけど大丈夫ですかね？」



井桁は内心動揺するも、先ほどのウインクを思い出し、女優らしさを見せ、顔には出さない。



井桁「…あー、流石に…ごめんなさい」



スタジオが盛り上がった。

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