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15.釣り合い ページ17

「さァて、どこ行きますかね」
「どこ行こっか?」

支度を済ませて街に繰り出したのは午前9時のこと。明日の朝にどうするか決めると言ったものの、朝食をとりながら決められたのは帰る時間くらいだった。


「とりあえず歩く?飛ぶ?」
「飛ぶのも良いけど歩いた方がお店探しやすそうだから歩きに1票」
「はーい」


街中を散歩がてら歩きながら気になったお店があったらふらりと立ち寄って、美味しそうなものを見つけたら二人で買って食べ歩く。こういう予定や時間を気にせず思うままに動く無計画なデートも案外悪くない。いつも時間に追われる日々を送っているものだから、それが余計に楽しく感じた。


「あ、ホークスや!タピオカ飲みよー!やっほー!」
「ほんとだ、ハントレスも居るー!二人とも応援しとーよー!」


二人でタピオカミルクティーを飲みながら歩いていると、女子高生達に声をかけられた。
特にコスチュームを着ていなくても周りから声をかけられる事は珍しくない。世間に広く顔が知れているのもあるし、啓悟のトレードマークでもある真っ赤な翼は私服の時でもよく目立つ。彼がデートの時も空を飛びたがるのは、二人きりで過ごす僅かなプライベートを邪魔されたくないというのが主な理由だった。


「俺たち今プライベートだから、ごめんね〜」
「活動してる時にまた宜しくね。応援してくれてありがとー」
「「きゃー!!」」
「邪魔してしもうてごめんねー!」
「あの二人ってほんとに仲良しっちゃんねー。お似合いって感じ!」
「ね!あれやっぱ公表してないけど確実に付き合うとーよね?」
「どうなんだろ?ばってんもし付き合うとーなら、理想のカップルっちゃんね!」


ひらひらと手を振りながら応えると、女子高生達から黄色い声が上がる。きゃいきゃいと盛り上がりながら向こうに消えていく彼女達の口から聞こえてきた言葉に、口の端が緩んだ。


「なんか嬉しそうな顔してるね?」
「…お似合いって言われて、ちょっと嬉しくて。」
「何、まだ俺と釣り合わないとか思ってたの?」
「そんなんじゃないもん」
「そんなの気にしなくていーの。合ってるかどうかなんて俺達にしか分からないでしょ?釣り合ってるからこそ一緒に居るんだしさ。…Aは、俺のことだけ気にしてて、ね?」
「〜〜〜〜っ、もう!」


図星を突かれた上そう耳元で囁かれて、気が気じゃなくなる。
私は、慌てて残ったミルクティーを飲み干した。

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ABC. - Mさん» コメント有難うございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです…!応援も有難うございますm(_ _)mこれからも期待に沿えるような格好いいホークスをじゃんじゃん書いていきますね!! (4月7日 1時) (レス) id: c992215576 (このIDを非表示/違反報告)
M - ホークス好きなんで、読んでとても良かったです。読みやすいし、ホークスの1つ1つの仕草がカッコよくて読んでて惚れました!話の続きも気になります(^^)これからも応援してます、更新頑張って下さい。 (4月6日 21時) (レス) id: 090483948a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ABC. | 作成日時:2020年3月20日 2時

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