◇◆ Have a sweet time ◆◇ (ページ7)

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ナナ「あんたもよくまぁ毎日あんなに必死になれるよねえ」

昼休憩、友達のナナが「疲れたー！」って言いながら私の隣に座った

ナナ「それに告白も、さ？」

「私が好きでやってるからいいのっ！好きな気持ちだけは誰にも負けたくないのっ」

ナナ「そんなんだからね、彼氏ができないのよ、カ・レ・シ・が！」

ナナの人差し指が私のおデコをペチンと弾く

「ったぁ～//！彼氏は櫻井先輩しか受け付けませんっ」

ナナ「ほんっとに.....もう(笑)一生やってなさい(笑)」

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半年前、新歓サークルイベントで私は櫻井先輩に恋をした

その日は風の強い日で

それぞれの部活・サークルならではのユニフォームを着た先輩たちがキャンパスで賑わっていた

想像以上の人ごみに、ナナと２人で困惑しながらエリアを練り歩いていたら

急に強い風が吹いてサークルの人が塀に立てかけていた看板が私の方へ倒れてきた

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ナナ「A、危ないっ！！！！」

「え？きゃっ！！！.................あ、れ？」

当たると覚悟して目をつむって手で頭を覆ったのに

当たるまでの時間が異様に長くて......恐る恐る顔をあげると

顔立ちの整った、背の高い爽やかなイケメンが

私に当たってであろうその大きな看板を、片手で寸止めして立っていた

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そう、これが櫻井先輩

翔「っぶねーな。だから、ここに立てかけんなって言っただろ？女の子の身体に傷つけたらどうすんだよ。」

ここのサークルの、....ひと？

後輩らしきひとが「すみません」と櫻井先輩にペコペコ謝ると

翔「謝るのは俺じゃなくて、この子だろ」

ふいに肩を抱かれて

先輩の脇下あたりに顔が埋もれるくらいの距離に縮められた

「わっ////」

後輩「すみませんでしたっ、ほんとに....」

「ああ、いえ！そんな、全然大丈夫ですよ！」

頭を下げる先輩に慌ててそう言うと、櫻井先輩は「看板は持つか、下に横倒しにしとくかしといてよ」って言ったあと

私の肩から手を離して、それからふわりと私の方へ顔を向けて

翔「怪我、ない？うちのサークルのやつが....ごめんね？」

一旦離れたその手が肩を２、３回優しく撫でながら

先輩の綺麗な瞳が私の顔を覗き込んだ

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「だだ、だ、大丈夫ですっ//！！」

なにこれ.....///！！！？

超かっこいいんですけど//！！！

........好きです、先輩っ

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そう、これが櫻井先輩への

恋のはじまり

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