◇◆３◆◇ ページ27
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やだ、なにこれ
はたからみたら、どっからどうみても、これって......
アツアツのカップルみたいじゃんっ//！！！？
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大野くんの身体にすっぽりと包み込まれた自分の身体に
どんどん熱がこもってくるのがわかって
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汗が滲むほど熱を帯びた頬を手の平で冷ますように、そこへあてた
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智「さっき俺んことかっこいーって言ってたね、お前」
「ひゃっ！！？」
智「ひゃっ！？って(笑) お前ね、俺のことナメてんの？」
「とんでもございません、ナメるだなんてそんなそんなっ！！！」
これは櫻井先生のときと同じようにキレられそう、だなんて少し怖くなって
焦ってそう言うと、また彼はケロっとした顔で「ならいーけど」って呟いた
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「あの、......」
智「なぁに」
「なんでわたし......ここにいるんでしょうか....」
智「俺が連れてきたからね」
「いや、はい、それはそうなんですけど」
智「なにかご不満でも？」
「いやいや、あのご不満とかそういうんじゃなくてですね....、なんで親しくもない人間とこんなところまで.....」
智「んぇ？あぁ、(笑) すげーおもしろそうだと思ったから」
大野くんの声が耳の裏に当たるみたいに近くで響いて
全身が震える
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智「てかさー、なんか俺、ダチの彼女？にめっちゃ好かれてぇー」
「はい」
智「すげぇうざくてそいつ(笑) １回ヤらせろってうるせーから仕方なくシたんだけど。そっからしつこいのなんのって(笑) イイ身体してんのに性格がねぇ、ダメだなありゃ」
「..........」
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恋のてにをはもわからない私には刺激の強すぎる話をベラベラ話し出す大野くんに
目眩がしそう
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智「ねぇ、聞いてんの？俺の話」
「ぇ、あ、はい聞いてますけど....なにがなんだか....」
智「え、お前もしかして処女？」
「......はぁっ！！！！！！？」
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なに！！？なんなのこのデリカシーのないヤンキーは！！！
あ、違う。ヤンキーはそもそもデリカシーのない人間の類に入るわけか、ん？いやそうでもないのか
大野くんの言葉に振り回されっぱなしで頭がまわんない.....
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作者名：結嘉 | 作成日時：2016年2月21日 16時
