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「あ、景吾さん。おはようございます」
「なんだ、起きてたのか。もう朝食の時間だ。早く行くぞ？」
「そうしたいのは山々なんですけど……今動けなくて」
どういうことだ、と問われたので説明する。
岳人さんは私に抱きついている。風邪をひいてしまうからとタオルケットをかけたのだが、抱きついている手は、そのタオルケットの下にあるので気が付かなかった、というだけだ。
「なるほどな」
実際に退けて見せると、景吾さんは一つため息をつく。
「おい樺地！ 早く起こせ！」
「ウス」
とんとん、と肩を叩く。けれど起きる気配は微塵もない。
「あはは、起きないね。あ、おはようむーくん」
「おはよう、ございます」
今度は揺さぶるが、それでも起きない。
「岳人さん、起きてください」
私も起こすと、ようやく目を開けた。
「何だよ……人が寝てるっつーの……に……」
岳人さんは目を見開き、固まる。
「おはようございます。岳人さん」
「お、おはっ、おお、おあっ！？」
「落ち着け向日。取り敢えずその手を退かせ」
「え？ あ……ああああああっ！！」
顔を真っ赤にして手を退け、ついでにそのまま全身で後ずさる。
「わ、悪い！！ その、ね、寝てて……」
「ふふ、分かってますよ。気にしてませんし、寝顔も見せてもらったのでお互い様です」
くすくすと笑うと、景吾さんにイチャつくなと怒られた。
その後、身支度をし、歯磨きをして、皆の元へと集まった。
「あれ、慈郎さんお早いですね。おはようございます」
一番最後にここに来るかと思っていた。
「え？ あ、うん、ま、まあね〜」
慈郎さんが吃る。それを見ていた亮さんは、何故だか顔を赤くした。
「何かあったんですか？」
「い、いや、何もねえよ！」
「え？ 慈郎さんに言ったんですけど……」
「え？ あ、ああ！ 悪ぃ……」
顔が赤いままそっぽを向いてしまう。
何だろう。何かあるんだろうな。まさか、二人の間に何かがあった、とか。
「今、変な想像したよな？」
「え？ し、してませんよ……」
「……Aちゃん、分かりやすすぎ〜」
ジト目で見られる。
「はは、分かっちゃいますか……。で、二人は何があったんですか？」
単刀直入に聞くと、二人は目を合わせては逸らし、顔を赤くする。
「？」
訳が分からず首をかしげていた。
「お、お前だけには言えねえな！」
「そーそー！」
何でだろう。私、もしかして嫌われた……とか。
「あいつら、朝から下品な話してたからな」
「え？」
「ジローがな、夢で……」
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かるぴん(プロフ) - 面白いです！ (2021年2月25日 3時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
いーさん(プロフ) - 愛美さん» ありがとうございます！更新できずにすみませんでした！ (2018年6月8日 22時) (レス) id: 1066195b5b (このIDを非表示/違反報告)
いーさん(プロフ) - 悟空の頭撫で隊さん» 忙しくて更新できずにすみませんでした！これから更新していく予定です！！ (2018年6月8日 22時) (レス) id: 1066195b5b (このIDを非表示/違反報告)
愛美(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: dde960ea55 (このIDを非表示/違反報告)
悟空の頭撫で隊 - 更新がんばってください！私この、むーくん大好きです！続き気になりますがんばってください！ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 1473042b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いーさん | 作成日時：2017年8月16日 17時
