6【オカルト部】 ページ8
翌日
長い授業を終え、昼休み開始のチャイムが鳴った
チャイムがなると私を含めたいつもの3人が集まり、自然にお昼ご飯の流れになる
いつもの3人とは、高校入学時から何かと一緒にいる私と美咲と花の3人だ
3人で談笑しながらお昼を食べていると、ふと昨日のことを思い出す
何かと学校のことに詳しい2人なら、昨日の2人のことを知っているのではないかと思い尋ねる
『そういえば、2人ともショッピくんとチーノくんって知ってる?』
私から2人の名前が出ると、2人は驚いた顔をした
「知らないの…?」
「だってAだよ…」
『す…すみません…』
2人の反応になんだか悪いことをしている気持ちになる
「その2人は、かの有名なオカルト部の部員だよ」
花が得意げに教えてくれる
『へぇ〜 、うちオカルト部なんてあったんだ』
「「そこから!?」」
そんなに驚かなくても…
高校入学してから仕事の依頼に明け暮れてたから部活なんて見たことがなかった
『オカルト部がなんで有名なの?なんか大事件起こしたとか…?』
「気になる?」
『もったいぶらずに教えてよぉ』
「オカルト部全員の顔がいい」
『顔…?』
思わぬ回答に首を傾げてしまう
確かに、昨日の2人も顔整ってたな
チーノくんなんてあんなにメガネ分厚かったのに顔良かったって相当では?
少し考え込んでしまった私に美咲が補足で説明してくれる
「顔がいいのもあるんだけど、うちのオカルト部って生徒会みたいなものなんだよね。だから、目立つ」
「そうそう、一応生徒会もあるんだけどオカルト部がやってるって感じだよね」
『へぇ〜、そうなんだ』
「入部したいって子たくさんいるみたいなんだけど、部長が却下してるんだって」
「入部するの厳しいらしいね」
『そうなんだ、なんか特別な条件あるのかな』
「そこはまだ明らかになってないんだよねぇ〜」
「でも、部長はめっちゃイケメンだったよ。赤い目に金髪なんだけどね。」
『へぇ〜』
そりゃ、目立つよね
目立ちたくないし、関わらないが吉かな
2人からオカルト部の噂について聞いていると、背後から聞いた事のある声が聞こえた
syp「俺らの話ですか?」
cn「ちょっと、Aさんかりていきますね」
言ったそばから関わりそうなんですが…
花と美咲の方を見ると
「帰ってきたら詳しく聞かせてね」
「土産話待ってる」
そう言いながら、私に手を振っている
なんか2人ともワクワクしてない?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まかろん - なんかたまに(名前)？のとこですかね？文字化けしてません？私だけかな…？そのことはおいといて、まじで控えめに言うと物語が神！続きがたのしみです！ (8月30日 0時) (
レス) @page29 id: 0b9bf29afb (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ焼肉にぎり - 怪蘿さん» ありがとうございます!!尊敬なんて恐れ多いです！でも嬉しいです!!ありがとうございます! (2023年5月3日 3時) (レス) id: 667ee122da (このIDを非表示/違反報告)
怪蘿 - 凄すぎです！尊敬します！ (2023年4月9日 9時) (レス) @page15 id: 8f67d60086 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ焼肉にぎり - エモンガさん» 初コメありがとうございます!!!めっちゃくちゃに嬉しいです!投稿頻度悪くて申し訳ないです。 (2023年2月28日 11時) (レス) id: 331bc2ec59 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月27日 17時) (レス) @page10 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こんぶ焼肉にぎり | 作成日時：2023年2月18日 2時
