16【捜索】 ページ18
放課後、怨霊祓いを任された私は3人であらかじめ決めていた集合場所へと向かった
ホームルームが少し長引いてしまっていたため、2人はもうすでに集まっているみたいだ
『ごめん、お待たせ!ホームルームが少し長引いちゃって』
そう私が声をかけると、2人は話すのをやめこちらに目を向ける
cn「全然大丈夫やで。俺らの方も長引いとったし」
syp「そうそう。Aのせいじゃないし、理由もなく遅れて来る人もおるし」
理由もなく遅れてくる人は誰なのか分からないが、そう言って貰えて少し気が楽になる
『ありがとう。じゃあ、始めよっか』
私の初めての部活動を
初めに、エーミールに貰った資料に書かれている怨霊の被害があった場所を回っていった
しかし、そこに怨霊の気配はなく、すでに移動してしまっているようだ
その周辺にも結界はなく、捜索は行き詰まっていた
『放課後に来たとはいえ、さすがに移動早過ぎない?』
学校周辺を探しながら、2人に聞いてみる
syp「そうやな…怨霊はそんなに頻繁に移動はせんはず」
なにか理由があるんだろうか
cn「闇雲にさがしてもやし、グルッペンさんに報告するか」
「そうだね…」
確かに闇雲に探しても無駄そうだ
でも…初の部活での依頼をこなせないのはなんだか悔しい
『2人は先に帰ってて、私はもう少し探してから帰るね』
私も大概負けず嫌いなのかもしれないと思いながら2人に伝える
すると、2人の口元から笑みが浮かび
syp「じゃあ、帰るわけに行かんな」
cn「当たり前だよなぁ」
そう言いながら2人は私についてきてくれる
『ありがとう。2人とも』
私の顔からも自然と笑みがこぼれた
その時、少し遠くから私たちを呼ぶ声が聞こえた
??「Aちゃんたちやん！こんなとこでなにしてんの？」
その声の主は大先生だった
『あっ大先…』
大先生の声がする方を振り返った私たちは言葉を失った
こちらに向かって走ってくる大先生の後ろに怨霊がいた
怨霊は一体や二体ではなく、何十体という怨霊が大先生に襲いかかろうとしている
このままでは、大先生が巻き込まれてしまう
部活で報告された被害者たちと同じ末路を歩んでしまう
そんなの…だめだ
そう思った瞬間、自分でも驚くほどの速さで大先生の近くまで走り手を掴んでいた
しかし、大先生を怨霊から遠ざける暇もなく私の目の前は真っ暗になった
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まかろん - なんかたまに(名前)？のとこですかね？文字化けしてません？私だけかな…？そのことはおいといて、まじで控えめに言うと物語が神！続きがたのしみです！ (8月30日 0時) (
レス) @page29 id: 0b9bf29afb (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ焼肉にぎり - 怪蘿さん» ありがとうございます!!尊敬なんて恐れ多いです！でも嬉しいです!!ありがとうございます! (2023年5月3日 3時) (レス) id: 667ee122da (このIDを非表示/違反報告)
怪蘿 - 凄すぎです！尊敬します！ (2023年4月9日 9時) (レス) @page15 id: 8f67d60086 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ焼肉にぎり - エモンガさん» 初コメありがとうございます!!!めっちゃくちゃに嬉しいです!投稿頻度悪くて申し訳ないです。 (2023年2月28日 11時) (レス) id: 331bc2ec59 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月27日 17時) (レス) @page10 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶ焼肉にぎり | 作成日時：2023年2月18日 2時
