【天月】ねぇ、キスしてよ【歌い手】 (ページ3)

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kiss２ページ3

大学は昼前に早退し、
私は仕事場へ向かう

今日は、昼と夜にライブがある
そのメークを私が担当するのだ

もちろん天月もそのライブに出演者
いくら、私をいじめる中心にいても嫌がらせをしたりなんかはしない

私は大人だから
・・・・私は大人なかr((

天月「あ、夜影さんだ！」

A「・・・・(ﾍﾟｺﾘ」

ｶﾞﾁｬﾘと扉が開き、メーク室入ってきたのは天月
一応私はペコリと頭を下げる

天月「よろしくお願いしまーす！」

鏡の前の椅子に座った天月
天月の肩にタオルをかけ、さっそく私はメイクをする
天月はスマホをいじっていた

天月「・・・・ぅー、ねぇ、夜影さん？」

A「・・・・」

私は喋らず、天月の髪の毛にワックスをつける

これでも私、結構ニコニコ関係者の中では有名な方なのだ
まあ、理由は喋らないからだけどね

私が此処でも喋らないとわかっている天月は
また、一人で喋りだした

天月「今、ツイッターに書き込もうと思うんだけど、なんて書いたらいいと思う？」

何故その質問を私にする

喋らないのだから答えられないし
天月の携帯を借りて私が打ち込むわけにもいかない

仕方ない、無視だ
なんたって私は大人だかr((←

天月「ねぇ！ねぇ！ねぇ！ねぇ！ねぇ！ねぇ！」

うるさっ！
しかもうざい！！

多分私が答えるまでずっとねぇ！を繰り返すつもりだろう
さすが天下の天月、ずっとねぇを繰り返している

肺活量ヤバス←

A「・・・・メイク終わり、これからライブだ頑張るぞ」

天月「おお！」

そのおおの意味は、私が喋ったからおおなのか
いい提案だのおおなにかイマイチわからないがまぁそんなことはどうでもいい

なんて考えながら天月の首にかけていたタオルを取る

メイク室を出ていこうとした天月は、
何かを思い出したようにあ、と言いこちらに振り返った

A「・・・・？」

天月「答えてくれてありがとう！綺麗な声だね！！」

ニッ、と笑った天月

綺麗だなんて初めて言われた
天月が出て行った後、ふと鏡を見る

きっと顔が赤いのはこの部屋が暑いからだ