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じっと見つめて固まる俺。そんな俺の前に、指輪のはめられた右手が差し出される。
速「手、繋ごっか」
ふっと口角を僅かに上げて、満面の笑みと表現するよりは微笑の方がしっくりくるような笑みを浮かべた速杉さん。
言葉の意味をすぐに飲み込めなくて一瞬フリーズするが、すぐに言葉が喉を通ってぶわっと顔が熱くなる。
「え、あ、いや…きゅ、急にど、どうしたんですか…？」
速「…どうやら私がこうちゃんを引っ張ってあげなきゃいけないみたいだから。ほら」
なかなか手を差し出さない俺に痺れを切らしたのか、垂れ下がっていた左手を彼女に拐われる。
キュッと力を込められた左手。中指にはめられた指輪がほんのり冷たくて、でもどうしようもなく、熱くも感じて。
速杉さんの長い指が、俺の指に絡められる。よりしっかりと結ばれた手に、これが恋人繋ぎなんだ、という小学生以下の感想が浮かんでしまったのは許してほしい。
「は、速杉、さん…」
速「A」
「へっ？」
速「Aって呼んで」
「え、い、いやいやいや無理ですよ！！！」
速「…まぁ、それでこそこうちゃんか」
恋人繋ぎされた手を引いて先を歩いていく速杉さんの背中を、遅れないように追いかける。
…速杉さんはいつも、俺の一歩、いや、十歩以上先に居る。その差は決して、簡単に埋められるものではないだろうけど、でも、いつかは。
いつかは、彼女の前に立って導ける彼氏になりたい。そういう想いも込めて、俺は手を握り返した。
[結果：基本的に速杉さんがリードする立場。でもたまに形勢逆転したり、しなかったり]
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AIRI(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年4月16日 20時) (
レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - AIRIさん» 教えることはできますが、ここではなくコミュの方でメッセージを送って頂けたらお答えできます！ (2020年4月16日 20時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく拝見しております！1つ質問です！俺の家族が増えましたのパスって教えて頂けますか？ (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - ポテとさん» 返信遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！私もよく「えーこれ書いたの誰だろ」と思って見てみると過去にお気に入り登録した作者さんだった！なんてことが多々あります(笑)応援、感謝致します。 (2020年1月29日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 作者さんの書く夢小説好きです。(語彙力)この小説好きだなーと思っていると作者さんだった事が結構あります。応援してます。 (2020年1月11日 4時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
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