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川「たまには肩の力抜きぃや」
ふわりと撫でられる、頭。
川「歳上にも歳下にも頼れないんだったら、同い年として俺が話聞くし。
我慢してまた倒れんようにな」
「倒れたらこうちゃんとか須貝さんがうるさいし」と微笑む彼。普段は毒を吐くことの方が多いのに、こんな表情でそんなこと言われたら、調子が狂うじゃないか。
吐くつもりなんか無かった弱音を吐いてしまいそうになるじゃないか。
怖いと、言ってしまいそうになるじゃないか。
−−−ピンポーン
口を開いたタイミングでそんな軽い音に遮られ、口からは空気だけが漏れる。
来客を知らせる音に川上は「誰やろ」と呟きながら席をたつ。廊下へと通ずる扉の先に、彼の背中が消えていく。
気づいたときには、私も席をたって彼の背中を追いかけていた。まだ玄関まで辿り着いていないその背中が見えて、咄嗟に川上の右腕を掴む。
なんでか、彼を行かせたくない。
川「…速杉？」
「…」
川「どしたん、そんな、」
不安そうな顔して
不安。そうだ、不安なんだ。もし扉の向こうに居るのがあの男だったらと考えると、どうしようもなく、不安になる。
また福良さんみたいに彼にも怪我を負わせてしまうんじゃないかと思うと、不安と同時に、怖くなる。
「…いかないで…」
掠れた声で無意識に紡がれたその五文字。ワガママであることはこの歳になれば流石に分かる。でも、今は…
川「っ……はぁ、宅配やったら一緒に怒られろよ」
なんて言いながらリビングの方に方向転換して私の手を引いていく川上。
斜め後ろから見えた横顔は至って普通で、ため息を吐いていたわりには特に引き留めてしまったことに関してなんとも思っていないらしい。
…自分が言えることではないと重々承知はしているが、彼もやはり素直じゃない。
川「今失礼なこと考えたやろ」
「うん」
川「ほんまそうゆうとこだからな」
そんな素直じゃないところに、実は救われていたりするのだが。
川「…まさか行かないでなんて言われるとは思ってなかった」
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AIRI(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年4月16日 20時) (
レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - AIRIさん» 教えることはできますが、ここではなくコミュの方でメッセージを送って頂けたらお答えできます！ (2020年4月16日 20時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく拝見しております！1つ質問です！俺の家族が増えましたのパスって教えて頂けますか？ (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - ポテとさん» 返信遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！私もよく「えーこれ書いたの誰だろ」と思って見てみると過去にお気に入り登録した作者さんだった！なんてことが多々あります(笑)応援、感謝致します。 (2020年1月29日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 作者さんの書く夢小説好きです。(語彙力)この小説好きだなーと思っていると作者さんだった事が結構あります。応援してます。 (2020年1月11日 4時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
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