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川「めっちゃ手際良いな」
「これでも一応自炊してるので」
そうして出来上がった今晩の食事。二人で机に並べると先に席についた川上に正面に座るよう促された。
まぁ、促された時には既に座ってしまっていたのだが。まさかここで早すぎが仇になるとは。
だが彼の方はそんなに気にしていないようで、相変わらずだというように呆れ混じりの笑みを浮かべて、手を合わせる。
私も合わせたのを確認すると彼はさらりと「いただきます」と発してスプーンを手に取った。随分とナチュラルだな。
…いや、他の人物達の挨拶が濃すぎるだけで川上のこれが普通なのか。
スプーンですくって、口に運ぶ。味はよくある家庭的な味だが、やはり誰かの手作りはいつもより美味しいな、と思う。
川「福良さん」
突然川上の口から飛び出したその単語に思わずスプーンを落とす。それに一言謝罪をして、皿から飛び出したお米をティッシュでくるんですぐ傍にあったゴミ箱に捨てる。
そして何事も無かったかのようにスプーンを持ち上げようとしたのだが、何故か力が入らなかった。
…足の次は手か。
川「…心配してたで。速杉は伊沢みたいな所があるから、気を付けて見てやってってLINE来てたし」
「…そう、ですか。福良さんは心配性ですね」
川「こうちゃんからも、速杉さんは見た目以上に怖がってるから安心させてほしいって来てた」
「まぁ、こうちゃんも大袈裟だからね」
ふと「一人で泣くくらいなら俺に怖いって言ってよ」という言葉がよみがえるが、気にせず両手で持てるスープに口をつける。
もうすっかり私のキャラは、何が起こっても動じないというキャラで確立してしまった。そのキャラを今更壊すのは、やはり難しい。人間というものはそういうものだ。
こうちゃんには強がるな、とも言われたが、今更弱音を吐く勇気も出ない。意外とそっちの方が、難しかったりする。
スープを机に置く。意味もなく揺れる水面を見つめていると、右手に骨張った左手が添えられて、徐に顔を上げる。
無言で此方を見つめてくる川上。とうとう開いた口に、視線を僅かに下げる。
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AIRI(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年4月16日 20時) (
レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - AIRIさん» 教えることはできますが、ここではなくコミュの方でメッセージを送って頂けたらお答えできます！ (2020年4月16日 20時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく拝見しております！1つ質問です！俺の家族が増えましたのパスって教えて頂けますか？ (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - ポテとさん» 返信遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！私もよく「えーこれ書いたの誰だろ」と思って見てみると過去にお気に入り登録した作者さんだった！なんてことが多々あります(笑)応援、感謝致します。 (2020年1月29日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 作者さんの書く夢小説好きです。(語彙力)この小説好きだなーと思っていると作者さんだった事が結構あります。応援してます。 (2020年1月11日 4時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
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