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六日目 ページ28

「ここが川上の家か」


こうちゃんに「着いてかなくてほんとに大丈夫ですか?!寄り道しないでくださいよ?!?」と念を押されながらやって来た川上宅。
到着のLINEを送るまでに届いた10件以上のメッセージに嫌がらせ程度に同じ件数のジャーッススタンプを送りつける。
まさかこんなところでジャスコ君スタンプが役に立つとは。

前日のようには震えていない手でインターホンを押す。こうちゃんの言葉が大分効いているようだ。
少しの沈黙。するとガチャッという音と共に「開いてる」という聞き馴染んだ声がスピーカーから飛び出してきて、彼らしいなんて思いながら扉を引いた。

途端に鼻を掠めるインクの匂いと香ばしい薫り。それが一番我が家の香りに近くて、なんとなく安心する。


川「ごめん速杉、今手が離せんくて出迎えれなかったわ」

「いや、川上らしくて良いと思うよ」

川「それどういう意味や」


必要最低限の会話しかしてこなかった頃には想像も出来なかった彼との掛け合い。やっぱり、安心する。
器用にフライパンを使いこなしながら炒飯を作る彼の隣に立つと、彼は遠慮は無用とばかりに私に仕事を与えてくる。
まぁこれも彼の優しさだということは知っている。
なにかしていないと落ち着かないという私の性格を知っているからこそ、彼はこうして仕事をふってくれているのだ。

ならばそんな優しさを無下にするわけにはいかないだろう。


「卵に味付ける派かつけない派か」

川「そんな気にせん派」

「なるほど。じゃあ卵にはなにか入れる派か入れない派か」

川「どっちでも良い派」

「なるほど」


なるべく普段の彼の料理に近づけようと色々質問しながら卵を切るようにして混ぜる。
卵焼きの時は水を入れて弱火で焼くとふっくらするらしいが、炒飯の時はどうなのだろう。まぁ別に、最終的にスクランブルエッグ状態になる卵をふっくらさせる理由もないのだが。

おまかせされた部分は普段自分で作るときの工程を行って、肉と炒め終わったご飯の中に投入する。勿論適当だ。
人によっては入れる順番とかがあったりするらしいが、私は面倒なので一気入れだ。多分見た感じ川上もそのタイプ。

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AIRI(プロフ) - ありがとうございます! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - AIRIさん» 教えることはできますが、ここではなくコミュの方でメッセージを送って頂けたらお答えできます! (2020年4月16日 20時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく拝見しております!1つ質問です!俺の家族が増えましたのパスって教えて頂けますか? (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - ポテとさん» 返信遅くなってしまいすみません!コメントありがとうございます!私もよく「えーこれ書いたの誰だろ」と思って見てみると過去にお気に入り登録した作者さんだった!なんてことが多々あります(笑)応援、感謝致します。 (2020年1月29日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 作者さんの書く夢小説好きです。(語彙力)この小説好きだなーと思っていると作者さんだった事が結構あります。応援してます。 (2020年1月11日 4時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月20日 19時

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