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山「わぁ!材料全然無かったのにありがとうございます!いただきます!」

「いえいえ。山本君も掃除と寝癖直しお疲れ様」

山「寝癖の事は言わないでくださいよぉ」


掃除と寝癖直しも無事に終わってソファーに座った彼にお皿に乗せたサンドイッチを出せば、まるでそういうエフェクトがついたかの様に目を輝かせながら食べ始めた。
モグモグと美味しそうに食べる彼を正面の床に腰を降ろして眺める。
ここまで美味しそうに食べてもらえると作った者としても嬉しい。食材もきっと喜んでいることだろう。

いつも無表情で胃に放り込まれる我が家の食材達を心の中で憐れみながら減っていくサンドイッチを見つめる。


「山本君、口の端にソース付いてる」

山「え?!あ、ほんとだ。えぇ、なんか今日恥ずかしい姿ばっか見せてません?」

「まぁそれも君の魅力だと思うよ」

山「それフォローしてます?」


曖昧に首を傾げて見せれば山本君は「もー」なんて言いつつもう一口サンドイッチを頬張る。
こういうドジっ子みたいな一面や、あざとい一面が彼の魅力なのは確かだ。じゃなきゃ「る」なんて言わない。
そしてそういう姿に笑顔を貰っているのも確かな事実だ。残念ながら私は表情筋が固まっているので動かないが。

最後の一口を食べ終えた彼は手を合わせると「ごちそうさまでした!」という言葉に無邪気な笑顔を添えてくれた。
彼の笑顔を見ると不思議とやる気が出る。今日は伊沢から仕事を盗むのも捗りそうだ。


山「いやぁ、この感じ良いですね」


皿洗いも終わってオフィスに向かう時間になったため、二人で山本君宅を出ると彼は唐突にそんな事を呟く。
それに首を傾げると、彼は眉を下げて更に続けた。


山「おんなじ家から一緒にオフィスに向かうの」

「あぁ、確かにね。山本君と行く途中に会わないし」


山本君と私の家は残念ながら場所が真逆な為、オフィスに向かう際に会ったことはこれまで一度もない。
なんなら他のライターともほとんど会わない。
でも、たまにはこうして誰かとオフィスに向かうのも、悪くないかもしれない。

彼の方を見るとどこか少し切ないような顔をしているように見えたが、まぁ気のせいだろう。


山「やっぱり速杉さんじゃ気づかないかぁ」

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AIRI(プロフ) - ありがとうございます! (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - AIRIさん» 教えることはできますが、ここではなくコミュの方でメッセージを送って頂けたらお答えできます! (2020年4月16日 20時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく拝見しております!1つ質問です!俺の家族が増えましたのパスって教えて頂けますか? (2020年4月16日 20時) (レス) id: 92e76fe8cf (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - ポテとさん» 返信遅くなってしまいすみません!コメントありがとうございます!私もよく「えーこれ書いたの誰だろ」と思って見てみると過去にお気に入り登録した作者さんだった!なんてことが多々あります(笑)応援、感謝致します。 (2020年1月29日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 作者さんの書く夢小説好きです。(語彙力)この小説好きだなーと思っていると作者さんだった事が結構あります。応援してます。 (2020年1月11日 4時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月20日 19時

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