今までもこれからも。

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＜岸side>








「……ん」







日の明かりで目が覚める。







神宮寺との電話を思い出してるうちに眠ってしまったらしく、気づけば朝になってしまっていた。






隣で寝息をたてるいわげんを起こさないようにそっとリビングへ移動する。







『岸くん…ありがとね…』







昨日、そう言った神宮寺との電話はそのまま終わった。






どこか覚悟を決めたような強い声に、







あぁ、やっぱりこいつには勝てねぇんだろうな







そう思った。







朝ご飯の支度をしているといわげんが起きてきた。







一緒に過ごせる時間もあと少し。







朝ご飯を食べて服を着替えて、帰えらないと。







さぁ、Princess。







Princeが待ってるよ。

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