その37 ページ37
「こんにちはヒロさんのお兄さん！」
「戸田のにいちゃんのにいちゃん…って言いにくいな」
「ダメですよ、ちゃんと年上を敬わないと！」
扉を開けると、そこは異空間………
だったらよかったんだけどな。
自宅の扉を開けるとそこにいたのは
今やおなじみ、小学生とは思えない行動力の少年探偵団である。
全員…いるな、いちゃうんだな。
コナン少年も哀さんもいるわけで。
いや、まだ蘭さんとかが来るなら分かるんだが。
いや何でお前らがこの家を知って……
まてよ、今ヒロって言ってたな。
「ええと、ヒロの友達かな？」
へらりと笑みをこぼして尋ねると
そうだよー！と元気な返事が。
嗚呼やっぱりか、と納得半分
勝手に家教えるんじゃねぇよと不満半分。
「…今ヒロは学校なんだけど、何か用事かな？」
__小学生5人を家に上げる29歳男性。
いや、これアウトじゃね？
世間体的にアウトじゃね？？
と思い かなり遠回しに帰れと伝えるが
後ろからメガネのあの死神が口を挟んだ。
「__ヒロさんに聞きたいことがあるから、ぼくたち待っててもいいー？」
待つのは構わんが、うちでか。うちでなのか。
だがここで突っぱねてしまうと後が怖い。
いや何がとは上手く言えないがとにかく怖い。
泣く泣く 仕方ないな、と家に上げることにした。
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「このお菓子美味しいね！Aさんありがとうー！」
「なあなあ、これって何のゲームだ？」
「ダメですよ元太くん！！勝手に物を触っちゃ！！」
心から叫びたい、助けてくれ。
いや、まだ大人組二人はいいんだ、大人しいから。
その他の小学生3人組が自由すぎる、フリーダムだ。
いや、それも若干違うな、主に元太くんだな。
こいつ勝手に原稿とか触ろうとするから
代わりにゲームを渡したらその他のゲームも漁りだした。勘弁してくれ。
「…ああ、その菓子 俺が作ったやつだわ」
そうボソッと伝えると歩美ちゃんがすごい、と声を上げた。
ヒロがお菓子食いたいとか深夜に言うから作ったんだぞ。昨日。
「……Aさん…って何者？」
そんな俺を訝しむ少年少女が一人ずつ。
「…いや何者って…ヒロの兄だけ」
「僕、そこまで歳の離れてる兄弟って見たことないなぁ」
こいつ…！
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あお果実(プロフ) - とても面白いです！これからも応援しています(*´∀｀) (2019年3月28日 12時) (
レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - この世界観好きだ…更新待ってます！ (2019年3月26日 11時) (レス) id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年2月18日 20時) (レス) id: 9d0d0719af (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠岩動(プロフ) - ノルゼリイさん» コメントありがとうございますー！中々の苦労人ぶりに作者自身こうなるはずでは…！と嘆いていま（せん） パソコンは……成り行きですね！壊しちゃいました…。更新頑張っていきます！ (2019年2月15日 12時) (レス) id: 1d5638e044 (このIDを非表示/違反報告)
ノルゼリイ(プロフ) - 久しい更新嬉しいです！どんどん苦労人へと変化しちゃいましたね……パソコンなんてやばかったですもん。これからも楽しみにしてますー (2019年2月15日 12時) (レス) id: 8f5d447aaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐峅
| 作成日時：2018年11月12日 0時
