是国竜持には双子の妹がいたけど、本当にそっくりすぎて竜持がより女に思える件 その４

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皇「是国くん…！？」

是「…僕の大切な妹に、なんてことしてくれるの？」

『！…竜くん…！』

Aは僕が妹と言ったことにとても驚いた

皇「い、妹…？だってただの親戚だって…」

是「妹って言うといろいろと都合が悪いからね。まぁそれはいいんだけどね。…聞いたよ。今までAにどんなことをしてきたか」

『！』

一瞬腕の中で、Aの肩が跳ねた

皇「ち、違うの…！それは…」

是「スタッフがちゃんと話してくれたよ。それに、今僕は実際にAが殺されかけるのを見ちゃったし」

皇「…それは…」

是「僕は今とーっても怒ってるんだよ？Aが受けた仕打ちを全部返したいくらいにね。でもAはそんなこと望まないし、そんな無駄なことしない。だけどこれだけは言っておくよ。…今後、Aに何かしたら僕が許さない」

皇「！」

とにかくAを連れてその場を離れたかった

立ちすくむ彼女を放って荷物を取りに向かった

その途中、Aが静かに口を開いた

『竜くん…助けてくれて、ありがとう』

是「僕はAのお兄ちゃんだから、助けるのは当然でしょ。…遅くなってごめん」

『ううん、大丈夫…。あのね、私竜くんが困った時に助けに来てくれる、かっこよくて、大切なお兄ちゃんだって思い出したよ。…全部、ちゃんと思い出した』

是「！…ホントに…？」

『うん、竜くん。私はもう、大丈夫』

是「そっか…」

その言葉に、とてつもない安堵感を覚えた

それから、その日は真っ直ぐ帰宅した

本村さんに事情を話し、これからの事を任せることにした


そして、その晩、Aは熱を出した







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聖麗奈です。

ここで続編に移りたいと思います。

続編の連載を開始しましたことをお知らせいたします。

なお今作で受け付けましたリクエストを続編にて公開となりますことをご了承ください。

引き続き『是国竜持には双子の妹がいたけど、本当にそっくりすぎて竜持がより女に思える件』をお楽しみいただけたら幸いです。



聖麗奈

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