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道を抜け、坂を上り、歩くこと10分ちょっと

襲撃もなく、木々に囲まれた少し開けた土地に出た

月「黒鹿はまだいないみたいですね…」

黒「隠れているかもしれない、警戒を怠るな」

『聖地の中心部にいるかもしれません』

兎「中心部?」

『他より大きな桜の木があるところです。ここより開けていて…母が亡くなった場所です』

黒「…案内、してくれるか」

『もちろんです』

木々の間を抜け、一際広い場所に出る

その中心に立つ…大樹

黒鹿の姿はなく、木に近づき手を添える

『御母様…』

母はこの木の根元で撃たれた

この木の根本に血が広がった

この木は…きっと母の血を吸収したかもしれない

『…絶対負けませんから。見ていてください…』

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聖麗奈(プロフ) - のののさん» のののさん、コメントありがとうございます。面白いと言ってもらえてとても嬉しいです(*^^*)これからも楽しんでもらえたら嬉しいです (2018年9月2日 15時) (レス) id: 92f38ee923 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - とっても、とっても面白いです!!! 更新頑張って下さい(^O^) (2018年9月1日 10時) (レス) id: 49ab8150c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜聖麗奈 | 作成日時:2017年11月23日 20時

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