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__何故か胸騒ぎがした。
いや、これと言った確証は一つもないけれど
ただ単に心に不安がよぎった。
「……使用人よー。
もう出てもいいのか……？」
鶴丸の旦那から伝言を貰って
一刻から二刻の間、大広間には来るな、とは言われたが
もう二刻は過ぎただろう。
昼餉はまだ食ってないからか
腹がぐぅ、と鳴り出す。
……俺は料理は出来ないからな。
出来るやつは今この本丸にはいないだろうし
俺達が何か食べる際には
使用人の助けが必要になる。
だからそろそろ使用人に会おうかと思うんだが
何故かこの本丸の中に彼の霊力が感じられない。
「……出掛けてんのか？」
そう一人呟いて部屋を出る。
山姥切の旦那はまだ動けそうにはないし
鶴丸の旦那は傷は癒えたものの
今どこに居るかは分からない。
それなら俺が自分で探した方が早い。
そして使用人から山姥切の旦那の分の飯を貰おう。
「……俺はもう
使用人が怪我すんの、見たくねぇなぁ」
自分が怪我をしているのに、
そんなこと、と一言で片付けてしまう。
「__っと、
お前ら何しに来た？」
大広間から出て来た奴らに刃を向ける。
其奴らの事は俺は知っている。
俺たちが助けてくれ、と言っても
ただただ黙って目を瞑っていた奴等だ。
「……いや？用事は終えた。
まあ、喜べ。
また審神者を替えてやろう」
その言葉を聞き、耳を疑った。
__どういう事だ。
使用人のそんな素振りは一切無かった。
むしろこれから頑張ろう、と言っていたじゃないか。
「……一応俺たちも神の端くれ。
嘘は__」
「嘘、じゃないとは言い切れないんだな、これが」
__あの審神者の元いた場所が崩壊したからなあ。
それを聞いたところでピンとは来なかった。
きっと俺があの使用人について
殆ど何も知らないからだとは思うけども
だが、それを聞いて使用人が飛び出したのなら。
「……まあ、いなくなるってんなら、
仕方ねえよなぁ……」
__果たして俺は今どんな顔をしているのか。
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孤縷 - えっと…今後、更新の予定はおありでしょうか。お待ちしています。終わらないで…！ (2018年3月19日 15時) (
レス) id: 6e76e80232 (このIDを非表示/違反報告)
あい - よーし、政府ちょっとあんたの家教えて？同じ目に遭わせてやるから(*⌒▽⌒*) (2017年6月2日 23時) (レス) id: 332d0053d7 (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - LOVE&Animeさん» 在り来たりな小説だときっと皆様の目には止まらないと思ったのでちょっと斜め上を行ってみました！これからもっと複雑にしていけたらなぁと思っております！！コメントありがとうございます！！励みになります！ (2017年2月17日 10時) (レス) id: 69415a49e7 (このIDを非表示/違反報告)
佐峅＠暹羅(プロフ) - 浅葱さん» 返信遅くてすみませんっ！！更新頑張っていきます！主人命って感じの夢主ですからねぇ……うふふ← (2017年2月17日 10時) (レス) id: 69415a49e7 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE&Anime(プロフ) - 刀剣乱舞の小説を見てきて、執事という夢主は初めてで、とても面白いです! 主人をなくし、そして屋敷までもが… これからどうなるのか楽しみです！更新頑張って下さい！ (2017年2月17日 2時) (レス) id: 55de396f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐峅
| 作成日時：2016年7月28日 14時
