【ONEPIECE】Spadaccino di Silver 【男主】 (ページ25)

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　　仮定３。ページ25

　

　

甲板に出てみた。

　

　
思った以上に回りの目が痛いことに気づいた。

　

　

　

「………みんなして酷いなァ…

そんなに似合ってないのかァ………」

　

　

僕はシュンと項垂れる。

　

　

　

　

「………A!!!!!!!

　

今すぐ隠れろ!!」

　

　

いきなりエース君が僕を抱き上げた。

解せぬ。

　

　

　

　

　

「……なんなのさァ

　

敵はいないんじゃ無かったのかぁ」

　

　

　

「赤髪が海底をコーティング船で進んでたんだ!!

　

今のAじゃ無理だ!!!!!!!

女だと筋力がかなり落ちるし＿＿＿」

　

　

落ちるし？

　

　

「……落ちるし…何？」

　
　

　

　

エースは言葉を飲み込んだみたいだ。

　

　

「……とっとにかく部屋に戻れ!!」

　

　

　

　

僕は大人しく戻ったふりをして

甲板の樽の中に入った。

　

　
　

　

　

　

　

　

　

　

　

「……………まぶし…」

　

　
　

　

　
僕はゆっくりと突如差し込んだ光に
目をならす。

　
　

　

　

　

　

　
　
「………あァ

赤髪かァ」

　
　

　

　

　
僕は小さく伸びをして赤髪を見る。
　

　

　

　
　
　

「……こいつは……」

　

　

　

赤髪は僕を見て首を傾げている。
　

　

　
　

　

　

「そいつァ、Aだ」

　
　

　

　
　

後ろから親父が僕を抱き上げる。
　
＿＿そんなに軽くはないはずなのになァ…

　

　

　

　
　
　
　

「………どういう事だ？」

　

　
　
　

赤髪の真顔が余りにも怖かったので
ちゃんと説明した。
　

　

　

　
　

　

　

「…………そうか…、

Aも大変だったな…

　

　

よし、俺の船でそいつのところまで
連れてってやる!!」

　

　

「………インペルダウンへか？」

　

　
　
僕はあきれながらに言う。

　
　

　

　
　
「てめっ、ルフィの恩人だからって

Aにまで手を出すとか俺が許さねぇ!!」

　

　
　

　

「……エース、落ち着け…」

　
　

　

　
エースは今にも赤髪に殴りかかりそうだ。

　
　

　

　

「………あ」

　

　

　

　
　

　

　
　
　

僕が小さく声をあげたと同時に

　

　

体が元に戻った。
　
　

　
　
　
　
　
　

「……………勿体ねぇ…」

ポツリと誰かが呟いた。