【ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ】学校から帰ると家には愛しの人が・・・ (ページ5)

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だ、第三話・・・フェイさん、スリはダメ！by夢主ページ5

すぐ隣にいたフェイさんを見ると手がごそごそ動いている。むっちゃ高速で。残像しか見えない。

貴「・・・フェイさん？」

フェ「何ね」

貴「何をなさっているのでしょうか？」

フェ「何もしてないよ」

貴「お願いですからぽっけに入っている商品をこのかごに入れてください」

そうだったよ幻影旅団盗賊だよ。フェイも言ってたじゃん「ワタシ達盗賊。欲しいものは奪い取るね」って。あーあー、ここの常識教えなきゃじゃん；

貴「・・・って、結構盗ってたんですね」

籠は和菓子やお菓子などなどで埋まっていた。

貴「あ、フェイさんって意外と甘党なんですね」

甘いの美味しいもんね。

フェ「買え」

命令ですか。買うけどね。

貴「はいはい。あ、でもその前に・・・」

私はもう五つほど籠にデザートを入れてレジに向かった。もちろんフェイさんが勝手にどこか行かないように監視しながらね。

「ありがとうございましたー」

店員さんの営業スマイルを最近見てない気がする。とかそんなどうでもいいことを考えながらレジを抜けた。

フェ「A、何買たね」

あ、まだ教えてなかったな。

貴「フェイさんこれ知ってますか？」

私は袋の中から白い物を取り出した。

フェ「？何ね、それ」

あ、やっぱり知らなかったか。

貴「杏仁豆腐です。好きなんですよ、私」

大好物なんだよねー。ちょっとフェイに食べてもらいたくってさー♪

フェ「・・・」

フェイが杏仁豆腐をガン見している。どうやら興味があるようだ。

貴「家帰ったら食べますか？」

フェ「・・・」

フェイは無言でうなずいた。食べるっていうのは恥ずかしかったのかな？やっぱり素直じゃないなーそこが好きだが。

この後は特に会話なし。私はずっと携帯をいじっていた。モ○ゲーです。ハンターハ○ターやってます。フェイタンのカードＳＳＲが二枚しかない・・・！！くっそう・・・！！カードの画像を見てにやにやしてるのも事実だが！！

だって可愛いんだもの！！カッコいいんだもの！！刀構えて見下ろされてる絵とかヤバす・・・！！！

貴「・・・」

フェ「A」

貴「うぇっ！？なんですか！？」

フェ「家、着いたよ」

貴「え？・・・あ」

本当だ。気付くと目の前に我が家。愛しのとまではいかないが。

貴「ありゃ、今鍵あけるから待っててください」

私はカバンをごそごそとあさって鍵を取り出す。こんなに猫とかのキーホルダーついてるのになくすわけがない