【ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ】学校から帰ると家には愛しの人が・・・ (ページ27)

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最近元気ないなー・・・二十五話by花ページ27

またもや翌日。今日は月曜だが学校は休み。いや、休んだ。なんでかって？父さんがまた家に来たからだよ。強制的に休まされた。

父「・・・本当に仲がいいようだね」

父さんは疑い始めてる。毎日のように、いつでも家にいるフェイたちを。

父「ここに住んでる・・・なんてことはないね？」

ニッコリと微笑んでいるように見える父さん。確かに口元は微笑んでいる。目はとても冷たい。まるで、フェイたちを睨んでいるように見えて・・・

フェ「A、こいつワタシ達に喧嘩売てるよ。殺していいか？」

貴「よくない良くない。消えてくれた方が嬉しいのは事実だけどそれだとフェイが捕まっちゃう」

父「おや、そういう考えを持つ子なんだね。更に危ない。今日からAとの関係を絶ちなさい」

うざい。何でも絶交に持っていくなよ・・・

貴「・・・で？探してみてどうだったの？」

見つからなかったから違う脅しをかけに来たんじゃないの？」

父「実はね、A。父さん、警察の人たちととても仲がいいんだ」

貴「？」

父「彼らに「こいつらが私の娘に手を出した」と言ったら・・・どうなるだろうね？」

濡れ衣を着せる気か。

貴「どーもならないんじゃない？」

父「・・・なんでだい？」

貴「私が父さんが今までやってきたことをその人たちに伝えれば・・・私が捕まえないで！って頼めば・・・」

私だって警察に顔見知りくらいいるわ。

父「甘いね。もう、通報してしまったよ」

速いな。

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟ

私は携帯を取り出して110番にかけた。

『はい、もしもし』

貴「あ、やほやほ。須佐さん？」

『ああ、Aちゃんか。どうしたんだい？』

貴「私のお父さんから通報来なかった？」

『来たよ。Aちゃんが男たちに手を出されて毎日泣いてるって』

大分話盛ってるな。

貴「それ、嘘」

『嘘？』

貴「私と友達を絶交させるための嘘。私の友達が男だったから、そういう嘘になったの」

『なるほど、確かに、Aちゃんのお父さんは親バカだからねえ。確か、前にも友達を管理とか言ってたんだって？』

貴「うん。ま、そういうことでさっきの通報は父さんの嘘。警察向かわせなくていいよ」

『わかったよ。じゃあ、元気でね』

貴「ん、須佐さんもね」

私は電話を切った。父さんは驚いた顔をしている。

父「す、須佐って・・・まさか・・・」

貴「警察署長。前に偶然話して仲が良くなった」

顔見知りは署長だ。