【ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ】学校から帰ると家には愛しの人が・・・ (ページ12)

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美味かったっつの；・・・九話by宏ページ12

貴「・・・んあ？」

宏「お？起きたか」

貴「ん、おはよう宏。今何の時間？」

宏「放課後の時間」

貴「それつまり放課後じゃねーか」

回り見たら人いませんよ。いつもつるんでる皆しか。酷いなあ、お弁当食べ損ねちゃった。

貴「お昼に起こしてくれればよかったじゃん！！！」

私のお弁当！！

宏「お前のお弁当は俺たちが美味しくいただきました」

貴「いただくな！！！」

花「本当においしかったよー」

貴「うっ、花に言われたら何も言えなくなってしまう・・・！！」

花が可愛すぎて・・・！！

優「まあ、起きたなら帰ろう。もう夕方だ」

あ、本当だ。もう夕日が・・・

貴「やっべえ！！！」

鈴「えっ！？何？何！？」

私は鞄を持って外に飛び出した。やばいやばい！早く帰るつもりだったのに・・・！！

貴「・・・って夕飯の買い物してから帰らなくちゃ！！」

私は進行方向を変えてお店に向かった。

～数時間後～

貴「やっべ、もう暗いじゃん」

あれから何時間か買い物しちゃったからなー。

貴「ちょっと走りながら帰るか」

「あれ？お嬢ちゃんこんなところで何してるの～？」

「荷物、重そうだね～。持ってあげようか？」

後ろから声がした。振り返ってみると・・・ガラの悪そうな高校生くらいの人が二人。荷物持ってあげるって、遠回しに家までついていくって言ってるようなもんじゃんか。

貴「結構です。この程度なら一人で十分なので」

「そんなこと言わないでさあ」

「そうそう、好意は受け取っとくものだよ？」

お前らみたいなやつが好意なんて言っても信用できるかバーカ！！という言葉は心の中で抑えておいた。言い返したい。でもこういうのは言い返さないほうがいいって言ってた。花と鈴花が！！←二人の経験上です

貴「ああ、そうですか。その好意、他の人にでも向けてあげてください。ほら、あそこで困ってるおばあさんとか」

私達の後方でおばあさんが道路を通れなくて困っている。どうしよう、私が助けたいけど荷物が邪魔だ。

「俺は君を助けたいのー」

「ほら、早くかしなよ」

一人の男が荷物を引っ張ってきた。ちょっ、いらない好意だってのに！！

貴「やめてください！！叫びますよ！！」

後ろにいたおばあさんは他の人に助けてもらったっぽい。おい、後ろのおばあさんに気づいたってことは私のことも気づいてるだろ。素通りするな助けろこの野郎。