八回目の ページ9
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『えっと...僕は旅人のA・トルマリンです。貴女は？』
「私はエミリー・ダイア―。医師をやっているわ」
『あ、じゃあ主人に仕えてるんですよね？』
「...どちらかと言えば違う気がするわ。私は荘園の主の顔すら見たことがないもの」
近道に案内してもらっている最中、僕は彼女に自己紹介をした
流石にお互いの事をよく知らないままなのは気まずすぎるし。
それで、僕の予想は的中していたらしく彼女はやはり医師だった
だからやっぱり主人に仕えているのだと思っていたけど、どうやら違うらしい
しかも主人の顔を見たことないというのだ。
なんとも不思議な関係性なのかな...？
にしても、どっかで見たことある気がするな。ダイア―先生
もしかしたら旅先でお世話になった方なのかな
『え、そうなんですか！？』
「えぇ。詳しいことは荘園に着いたら説明するわ」
『は、はぁ...』
「それより、貴女は私をナースだと思わなかったの？」
『え、』
荘園らしき影が見え始めたその時、彼女は足を止めた。
...ダイア―先生をナースに、か
正直言って彼女のようなナースはたくさん見てきた
旅先でお世話になった事例もあったし
でも、なんていうんだろう
『んー、完壁に思わなかったと言えば嘘になるかもしれませんね』
「...そう」
『でも、でもねダイア―先生。貴女は違うでしょう？何か、ナース以上の知識や技術を持ってる。貴女もそれに自信がある』
「っ...」
『...って、すみません！また変なこと言っちゃって。気にしないｄ』「いいえ」
「貴方の言ったことは決して間違いじゃないわ。ただ、」
「ただ、貴方みたいに言ってくれる人が今までいなかったから...」
そう言い彼女はどこか悲しそうに目を伏せた
もしかして、地雷を踏んでしまったんだろうか
自分の感じたままに言ってしまったから、僕みたいな人が今までいなかったから、苦しい過去を思い出させてしまったんだろうか
「...この話は終わりにしましょう。さあ、もう少しよ」
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日々樹(プロフ) - ニート@ポストです。 (2021年3月22日 21時) (
レス) id: 0f5e6550e9 (このIDを非表示/違反報告)
日々樹(プロフ) - フレ申請させてもらいました。仲良くしましょー。 (2021年3月22日 21時) (レス) id: 0f5e6550e9 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 暇くまさん» 返信遅くなりました、すみません！本当ですか？！嬉しい限りですー。頑張りますね、これからもよろしくお願いします！！ (2021年1月9日 16時) (レス) id: a203ff5d66 (このIDを非表示/違反報告)
暇くま - 話がとても面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年1月9日 8時) (レス) id: af8853b21b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2021年1月1日 21時
