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告白したのはアメリアからだった。アメリアが5年生、エミリアが4年生の時のダンスパーティーが終わった後。普段は気を使わない見目に気を使って、目一杯着飾ったアメリアは、静まり返った寮の自室で伝えた。
「私と、恋仲になりませんか。……ただ、私は、メイ家の次期当主として、将来は婿を取らねばなりません。学校内に妹弟達も居るため、関係を表に出すことは出来ません」
「勿論、断ってくれても構いません。その場合、私が勘違いしていただけですので」
「ただ、もし、あなたが同じ気持ちであると言ってくださるならば、それほど嬉しい事はありません」
そう告げられたエミリアは、目を真ん丸にした。そこから不器用に、でも嬉しそうに笑みを浮かべて。
「……むかぁしも思ってたましたけど、本当に、どうしてそう、簡単に見抜くんですか、寮長」
「勘違いじゃ、ないですよ。勘違いにさせないでください。私、断る気もないありませんし、こっちからお願いしたいくらいです」
「私からも、ちゃんと伝えないとですよね。…好きです、アメリア先輩。だから貴方が卒業するそれまでの時間は、私が貰っていいですか」
その後、晴れて二人は恋人同士となった。しかしアメリアの家のことを考えると表沙汰には出来ず、また卒業後その関係を続けることも出来ず、二人の関係は学生の間のみ、かつお互いの寮室の中のみの関係となっている。
そして、アメリアにとって最後の、7年生のダンスパーティー。もうすぐ二人の関係が終わることも同時に示すその出来事の後、いつのかのように二人は静まり返った寮の中で、ひっそりとアメリアの自室に居た。
「もう少しでさよならだからさ。大した額にはならないだろうけど、後で売っても良いですし」
「金額なんて関係ないわ。貴女に貰った、貴女が私のために選んでくれた。それがなによりなの。……ありがとう、大切にするわね」
そこでエミリアはアメリアにネックレスを贈り、そしてアメリアはそれを受け取った。そのネックレスは、アメリアが現役当主を退いた後も、大事に大事に持ち続けている。
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木木野(プロフ) - ことにゃさん» ご承諾ありがとうございます。では近日中にボード、またはTwitterの方にお伺いいたします。よろしくお願いいたします！ (2021年10月11日 18時) (
レス) @page34 id: add981d1da (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - また、コメント欄では字数制限に引っ掛かってしまうため、ボードか、或いは私Twitterもやっていますのでそちらでお話できればと思います。 (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - 木木野さん» お声がけ頂き、ありがとうございます。よろしければ、フィーちゃんとエリスでどのような関係を想像しているのかなどお聞かせ願いますでしょうか？ (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
木木野(プロフ) - 初めまして。同企画様にて「フィービー・マレット」で参加させていただいております、木木野と申します。エリスさんと関係を組ませていただけないかと思い、お声がけいたしました。ご検討よろしくお願いいたします！ (2021年10月10日 10時) (レス) id: 76e0819e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことにゃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kotonya/
作成日時：2021年8月28日 20時
