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【備考】
〇入学当初の彼について
彼は、正に典型的、模範的な赤寮生徒であった。純血主義であり、選民思想を持ち、そして強い意志と下級生ながらエネミーに立ち向かっていく勇敢さを持っていた。それは、彼がそう育てられたからであり、彼自身自分がそうであることに何も疑問を抱かなかったからである。
彼は、両親の望むとおりに成長し、モーンストロム魔法学校に入学し、レオー・ルーフス寮に入った。そして、これから先も、その敷かれたレールのまま、レールが敷かれていることに気付かないまま成長していくはずだった。
〇彼のかつてのバディについて
彼のかつてのバディは、同じ赤寮の同学年の少年だった。赤寮の生徒の割には純血にそこまでこだわらず、ただただ勇敢で、そして人のために自分の身を投げ打てる少年だった。テディにとって、魔法がある程度使えるというだけで選んだバディである彼の存在は青天の霹靂だった。だって、純血こそがなによりで、魔法を使えることは素晴らしくて、パウペルなんてどうでもいい存在のはずなのに。お前だって純血なのに。どうして、「パウペル学も面白いよ」なんて、「魔法を使えない人のことを守るために、僕たちが居ると思うんだ」なんて、言えるんだ。
そして彼は、3年生の任務の時に亡くなった。エネミーに襲われたパウペルを庇ったことが原因だった。また、テディもその任務の際に生死を彷徨う大怪我をしている。彼の右目周辺の傷はその時出来たものである。
更に付け足すならば、彼のデュナミス魔法が発現したのはこの怪我を負った直後だった。テディがバディの彼と違い生き残ることが出来たのは、命の境目で無意識下で己のデュナミス魔法に目覚め、己にデュナミス魔法をかけていたからだと思われる。
〇バディを亡くして以降のテディについて
バディの彼を亡くしてから三か月程、彼は授業にも出席せずひたすら寝込んでいた。それは大怪我を負ったという肉体的な理由からでもあったが、それ以上にバディの彼を失った、自分だけ生き残ったという精神的な理由からであった。最初は理解できないと毛嫌いしていたはずのバディの彼は、いつの間にか彼にとってどうしようもなく大切な人に変わっていたのだった。
バディの少年を亡くしてから、テディは変わった。以前のように勝気に笑うことがなくなった。積極的にエネミー討伐に出なくなった。成績こそ下げていないが、かつてのような活気はもうそこには無かった。
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木木野(プロフ) - ことにゃさん» ご承諾ありがとうございます。では近日中にボード、またはTwitterの方にお伺いいたします。よろしくお願いいたします！ (2021年10月11日 18時) (
レス) @page34 id: add981d1da (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - また、コメント欄では字数制限に引っ掛かってしまうため、ボードか、或いは私Twitterもやっていますのでそちらでお話できればと思います。 (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
ことにゃ(プロフ) - 木木野さん» お声がけ頂き、ありがとうございます。よろしければ、フィーちゃんとエリスでどのような関係を想像しているのかなどお聞かせ願いますでしょうか？ (2021年10月10日 18時) (レス) id: 741af468a4 (このIDを非表示/違反報告)
木木野(プロフ) - 初めまして。同企画様にて「フィービー・マレット」で参加させていただいております、木木野と申します。エリスさんと関係を組ませていただけないかと思い、お声がけいたしました。ご検討よろしくお願いいたします！ (2021年10月10日 10時) (レス) id: 76e0819e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことにゃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kotonya/
作成日時：2021年8月28日 20時
