【歌い手】双子の歌い手は正反対なようです。part3

第103話　赤 ページ9

司side


赤団に勝って決勝戦。

《決勝戦 緑団対黄団を始めます》


黄団には、楓とあと渉もいたな


楓には圧倒されてばかりだけど、今回は負けない。


「位置について、よーい」

もう諦めたのかな←

パァァン！


楓の位置は僕と真逆らへんだな。

じゃあまずは96ちゃんを動かそう。


司「96ちゃーん」

9「ふぁい？！仕事？ある？！」

司「うんw渉行ってきて！」

9「リョーカイしました〜！！」


よし張り切って行ったな。

これでうまくいったら帽子とってほしいな

さぁそれで僕は

楓の方に向かいながら通りすがりをやっていくって感じかな

楓、相変わらず無双してるw

司「楓ー、タイマンしよー」

『タイマン？wいいよ、そっち行こ！』


支えてくれてる人に方向を言って通りすがりの男女一騎ずつ帽子を取っていく。

さすがだなw

司「いくよ」

『いつでもどうぞ』

楓たっか！

黄団は楓にかけてるなw


じゃあ楓さえやれば、僕たちの勝ちだ！

楓が一瞬僕じゃない方に目を逸らした一瞬を見て手を伸ばす。


勝ったな


司「いただくよ！」


楓の帽子に触れたと思ったその時


渉「させねぇ！！」


後ろから帽子を弾かれた。

96ちゃんは⁈


後ろの方で唇を噛んでいた。


くそ！勝ったなとか言ったの超恥ずかしい←

また楓に負けたのか…


司「96ちゃん」

9「司…ごめん」

司「全校代表リレーで取り返そう！」

9「…おう！」


悔しいけど、時間は戻らないからね。

《緑団 3騎 黄団 0騎》


『司〜！』

楓が走ってくる。

『司すごいねw渉がいなかったら無理だったかもw』

司「褒めてる？w次は負けないよ」

『望むところだよ‼』

第104話　月→←第102話　赤　［番外編3］

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す