子供扱い禁止！3【木村良平】

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貴方「おはようございまーす！」







元気よく楽屋に入ると皆いつもの様に笑顔を向けてくれた







江口「おはよ！」


西山「この前飲みに行けなかったんだし今日は一緒に行く？」


梅原「彼氏優先したからな」


斉藤「Aちゃんはいつでも良平さん優先だからね」


貴方「えへへ〜」







皆のいじりを何となくであしらい席に着いて台本を開いた







江口「…Aちゃん、何かあった？」


貴方「えっ？」


江口「何か暗いような気がする」


貴方「…」








やっぱ隠しきれないよね
ていうかいずれバレる事だし。なら今伝えてこおこう









貴方「…実は「おっはよーう！！」…」


安藤「今日も可愛いね！」








こいつ…！私が今真剣に話そうとしてた所を邪魔しやがった…！！！









貴方「離れて！！！！」


安藤「デートしようよ！」








しつこ！！
…なんて。私も人のこと言えないか…笑









安藤「それかご飯でも！」


貴方「…いいよ」


安藤「だよね〜……え」









自分から誘っておいて断られるつもりでいたのか目を点にしている安藤くんはちょっと面白かった
宏ちゃん達も同じく驚いた様子で私を見ていた









貴方「いいよ、1回くらいなら」


安藤「え、あれ、木村さんは？」


貴方「…別れたから」









私の言葉に宏ちゃん達が一斉に集まり私の肩に手をかけて物凄く真剣な顔で私を見つめた









西山「どういう事？聞いてないよ」


貴方「言おうとしてた所に安藤くんの邪魔が入ったの！」


江口「なんでそんな普通なの」


貴方「慣れなんですかね〜？笑 何度も振られてるから！笑」









あはは〜と平然を装って笑いかけると肩を掴む手に更に力が入った








西山「バカじゃない！何ヘラヘラしてんの！泣けばいいじゃん！」


貴方「い、いいの！大丈夫だから！」


西山「大丈夫な訳ないでしょ！つい最近だってあんなに目腫らすくらい泣いてた奴が別れて泣かない訳ないじゃん！」


貴方「いいの…もう散々泣いたから…もう大丈夫だから…これ以上泣いたら私枯れちゃうよ…」








最後の最後になんとか微笑むと宏ちゃんは辛そうな表情を見せた後私を力強く抱きしめてくれた



宏ちゃんの温もりに包まれて余計涙が溢れそうになったけどそれでもなんとか堪えた



私はもっと強くなりたい








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