カレカノごっこ4【梅原裕一郎】

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楽屋へ向かう途中、この前庇ってくれた男性を見つけて咄嗟に声をかけた








貴方「あの！」


「…なに？」


貴方「あ、いえ…この前はありがとうございました！」


「別に、じゃあ」







やっぱりこの人どこかで…
どこだろう、何故か凄く思い出したい







貴方「あの、前にどこかで会ったことありますか…？」


「…」


貴方「私の勘違いだったら悪いんですけどどこかで会ったような気がして…」


「…工藤遥斗(くどうはると)」


貴方「工藤遥斗さん…あっ」







名前だけ言い残すとその場を去ってしまった
工藤遥斗…
やっぱり聞いた事あるような…








梅原「…A」


貴方「裕一郎くん！おはよう！」


梅原「おはよ。…何話してたの？」


貴方「この前のお礼伝えてたの！工藤遥斗さんっていうんだって」


梅原「へぇ…」








少しだけ顔がムッとしてる
最近裕一郎くんが嫉妬してる時がわかるようになってきた。私が工藤さんと話してるの見て嫌だったのかな


裕一郎くんの頬を両手で包み込んで微笑みかけた









貴方「私が好きなのは裕一郎くんだよ」


梅原「…知ってる」


貴方「ふふっ」








可愛い。裕一郎くんが嫉妬してくれるの嬉しい。
だって私の事好きって事だもんね？

でも心配しなくて大丈夫だよ。私が好きなのは裕一郎くんだもん








梅原「ちゅーしてもいい？」


貴方「ダメです」


梅原「チッ」








あ、拗ねた
好きだけどここは外なのでダメです
私だって裕一郎くんとキスしたいよ。でも帰るまで待ってください








工藤「…」







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