Ｎｏ．５ ページ5
「石屑」
A「はい」
「先ほどまたお前が個性使ってやられたって聞いたぞ」
A「あー…はい」
「もう何度目だ？」
A「うーん…２、３回目？」
「１０回目だ、アホ」
A「もう覚えてないですよ」
「お前いい加減にあいつらどうにかしろよ」
A「え？それって先生がどうにかするもんじゃないの？
というかあの人たちが毎回絡んできて、毎回同じように私のメガネを取るんですよ
これって自業自得じゃないですか？」
「はぁ…とりあえずもう受験生なんだからしっかりしろよ、いいな？」
A「はーい」
何か結論的に私がいけないみたいになってるんだけど
はぁ…何なのこれ
早く教室戻ろう
そんで授業中寝るんだ←
A「ん？」
何か３年の教室が騒がしいな
……あ、私も３年だ←
A「人多いわー…」
つかウチのクラスじゃない？
うん、そうだ
何やらかしたのかなぁ…ん？
これって氷…？
氷って…とどろん？
え？とどろんが何かしてんの？
いやいやいやーそれはないよー
だってとどろんに限ってそんな事ねー
「あっ！石屑！」
「え？石屑さん！？」
A「え？何？何でそんなに私見て驚くの？」
「いや、あれ…」
A「んー…？」
とどろんと…あれ？あの女の子２人ってさっきの…
A「何してんの、あれ？」
「轟がいきなりあいつらにキレてよ」
「その理由が石屑さんらしい、よ？」
A「え？何で私？」
「とりあえずお前止めろよ！」
A「えっ」
私何もしてないのになんですか私が止める役に選ぶ
さっきから私が悪いみたいになってません？
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