Ｎｏ．４０ ページ40
A「はぁ…今日も午後が来る」
八百万「何か良くない事でもありますの？」
A「午後と言ったらヒーロー基礎…訓練があるじゃないですか」
八百万「それは当たり前の話ではないのですか！その為のヒーロー科ですのよ！」
確かにその通りなんだよ、百ちゃん
けどね、私の前世にはこんな能力はなかったし
こんな学校なんてなかったんだよ
せめて体育の授業だよ、体を動かすのは…
八百万「そういえばこの間はコスチュームを着ていませんでしたわね？今回は着るのでしょう？」
A「うーん…たぶん？」
八百万「自分で決めたコスチュームですもの！」
違うんだ、百ちゃん
あれはとどろんとお母さんが勝手に決めたんだよ
実際私もまだよく分かってない
けどこの間はそのコスチュームのデザインを見せてもらった
はっきり言って着たくない
何であんな物を着なくてはならない
あんなのアイドルだけが着るものだろ！！
恥ずかしくて死にそうになるよ…
八百万「Aさん？」
A「私が死んだら骨だけ拾ってね」
八百万「いきなりどうしたんですの！？あらもう時間…悩みがおありでしたらすぐに言って下さい！私力になりますわ！！」
そう言って百ちゃんは自分の席に戻った
悩みなぁ…今は悩みしかないわ←
麗日「ねぇ、ねぇ、Aちゃん」
A「ん？なに？」
麗日「めっちゃ轟くんが睨んどるけど何かしたん？」
うわ、マジでめっちゃ見てる
でも安心して、お茶子ちゃん
あれは"絶対コスチュームを着ろ"という訴えの目だから
A「…はぁ、本当に憂鬱」
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