【鬼滅の刃】青き継承者 3 (ページ17)

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第１１７話「灰になるその先」ページ17

時透sied

　任務が思ったより早く終わった為、Aを迎えに行っていた

　確かに誰かに頼んだけど心配だ

　場所は吉原だっけ？

　何する場所かは知らないけどそこにいるらしい

　夜なら彼女も自由に動けるし、それまで付けばいいと思ったけど予想以上に遠かった

　これは朝になっちゃうね

　そんな事を考えながら走っていたら鬼の気配がした

　この感じの気配を僕は知っている

時透「A…？」

　きっとAだ

　けどもう陽が昇っているのにこの近くにいる？

　ここら辺あまり日陰が…

時透「…え？」

　思わず声に出してしまった

　遠くに何かが見えた

　それからは煙が出ていた

　鬼が蒸発してるのだろうって思ってたんだ

　けどそれを見過ごせなかった

時透「A…A？A…っ…Aっ！！！」

　彼女だ

　僕が見間違える訳がない

　なんであそこにAが？

　そんな事よりも早く助けないこのままじゃ

　急いで彼女からの元へ行った

時透「A！A！！」

A「」

時透「あ、あぁっ…」

　早く、早く日陰に行かないと！

　このままじゃAがっ…

　死なせたくない

　だって僕はAがっ…

時透「やだっ…死なないでっ…Aっ…！！」

　ドサッ____

　僕は足につまずき転んでしまった

　それと同時にAも倒れてしまう

　どうして…どうして神様は僕にこんな事するの？

　記憶も全然思い出せないし

　ようやく信頼できる人が…出来たのに…

時透「ごめっ…ごめんねっ…僕…守れっ…」

　「む、いちろ…？」

時透「えっ…？」

　Aの声が聞こえる

　まだ生きてる！？

　ならまだ可能性はある！！

時透「今すぐ日陰に…」

A「もう…いい…」

時透「ダメだ！！まだ((

A「その必要…ない…」

時透「僕が嫌だ！！」

A「私を見て」

時透「……え？」