１２７：任せる！！ ページ27
騎馬が崩れた時、プレーは無効とする
確かそんなルールがあった
でもプレイと"移動"は違うもんね
麗日「デクくん！下すよ！」
緑谷「うん！！」
無事出久は私たちの元へ戻った
これの何の意味があるか分からないって？
ただの囮さ
ほら、見てごらん
さっきまで私たちが…出久がいた場所
多数の騎馬がぶつかり合って潰れてる
少しの間足止め出来ればいい
上位を目指すならあれを取らなからばならないからね！
A「もらうよ！！」
轟「逆にお前のをもらう！！」
向こうには八百万、上鳴くん、飯田くんがいる
厄介な人たちが揃ってるもんだ
天華「物創りに雷に………車ね！！」
飯田「俺だけ何故戸惑ったんだ！！？」
天華「いい相手じゃない！私の剣がどれだけ通用するか実物だわ！！」
麗日「天華ちゃんウキウキしとる！！」
天華「そりゃ今まで戦った事ない人と戦えるんだもん！
どうやって戦えるかワクワクするじゃない！」
A「あははー…」
天華は昔からこうだった
男にも負けないくらい強かった
競うことが好きだった
特に体育ではいつも楽しそうにね
だからこそ今分かる
今の天華は楽しそうだ
天華「さぁさぁ！やってやろうじゃない！来い！Ａ組！」
A「ちょっ！勝手に動こうとしないの！
まったく…お茶子！天華に合わせて動いて！！」
麗日「え！？」
A「ここは天華に任せる！！」
好きなようにやらせたい
それにどのように動くかも見てみたい
どんな風に動いてもきっと私なら追いつける
A「行くよ！！」
天華「おう！！」
緑谷/麗日「「お、おう！！」」
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