ごわ「疑いはすぐ解けても、違うものに変わる時がある」 ページ5
副長「ほう…そうみたいだが…どうなんだ?」
A「えっと、その…」
あ、ダメだこれ
A「申し訳ございません…」
副長「こいつらに何の恨みがあった」
A「あの、きちんと説明します、なので捕まえないで下さい」
副長「あぁ、だが話は屯所で聞く、いいな?」
A「あ…はい」
結局捕まる形になるじゃないか
今までの町の中で最悪な町だよ、ここ
着いて早々絡まれて、警察に捕まるんだよ?
これからこの近くに来てもここに寄らないようにしよう
良い事ないもん、この町
私はそのまま捕まってしまった
______
あれから真選組の屯所まで連行されて
ある部屋で手錠をされたまま待ち続けてる
ここに入る前に持ち物検査があり、身に付けてる物全て取られてしまった
あー、失態だなぁ
身に付けてる物で怪しいヤツが一つあった
それは"刀"である
護衛用とかでいつも使うから腰に隠してたんだけど、あっさり取られた
刀を持ってる時点で絶対怪しまれる可能性大だよね
A「はぁ…本当についてない…」
まぁ、別にここで捕まってもいいかな?
何か目的があって旅をしていた訳じゃないし
ここで人生が終わるならそれもそれでいっか
ガラッ__
副長「待たせたな」
A「いえ…」
副長「お前の疑いは晴れた」
A「え?」
副長「さっき総悟たちが起きて事情を聞いた
逆にあいつらに巻き込まれたらしいじゃねーか」
A「い、いえ」
じゃあ、私は無罪?
良かった、一応ここから出られるのか
A「じゃあ私は…」
副長「と、その話はここまでだ」
A「…え?」
まだ何か話しでも?
でも私が捕まったのはその件でだよね?
副長「ここに入る前に持ち物検査があったよな?
その時にお前の腰にこんなのがあったみてぇだが…」
A:!!
そっか、そっちが残ってたか
副長さんが出したのは刀2本だった
副長「女であるお前が何故2本も刀を持ってやがる?」
ろくわ「なかなか上手くいかないものなんです」→←よんわ「面倒な事は回避出来ないものである」
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