みどりの彼女③ (ページ35)

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Aside

それから、さらに1時間が経ち、
ずーっと亮平くんと女の人の会話を聞いてるのが
しんどくて、やっぱり部屋に帰ることにした。

久しぶりに会えたのに……

リモート中の邪魔にならないように、
部屋を出た。

おとなげ無かったかな…
何も言わずに出てきた事に
少し後悔しながら、自分の部屋へ戻る。

prrrr…prrrr…prrrr

亮平くんだ…

「もしもし？」

亮「帰った？」

「うん…
ちょっとやる事あったから」

亮「そっかそっか。
長くなっちゃってごめんね」

「ううん、平気だよ」

亮「もう終わったから、行っていい？」

「もう今日は眠たいから、また今度でいい？」

亮「えー、でも来週からまた地方だし」

「嫌だ。会いたくない」

亮「えっ…なんで？！」

「もー嫌だ。嫌い」

亮「なんで！？ちょっと」

急に押さえてた感情が爆発してしまった。

「もう嫌い。亮平くんのこと」

亮「行くからまってて」

「こないで。会いたくない」

亮「行くから」