みどりの彼女③ (ページ16)

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亮平side

「Aは頭いいからね。
俺なんかより、よっぽど後先の事考えて
行動するタイプなの。」

康「阿部ちゃんより頭良いん？」

「良いと思う…大学時代も優秀だったし。」

翔「すご…」

康「でも同じマンションやん！」

「それは俺がAに言わずに内緒で
ただ引っ越しただけ(笑)」

翔「そうなの？！」

「そうだよ。何も相談せず部屋が空いてるか調べて
別の部屋を契約した(笑)」

康「ストーカーやんwww」

「ちゃんと彼氏だから(笑)」

翔「報告した時なんて言ってた？」

「びっくりしてたよ(笑)
喜んでたけど、やっぱ心配してた」

康「まぁ一緒に住んどるわけやないし
確かに家行き来するならそっちの方が安全かもな」

「でしょ～。」

翔「じゃあ半同棲みたいな感じ？」

「いや、そこまでではないかな？
一応お互いの鍵は持ってるけど
Aは俺の部屋来る時必ず連絡くれるし、
ずっと居るわけじゃないし、
時間合う時だけかな？」

康「ほぉ、なるほど。
そういうのってでも大体ずるずる
お互い帰らんようになって最終的に
どっちかの家ずっとおるみたいな感じになりそうやん」

「いやぁ、それは無いかな？
どっちかが次の日早かったら普通に
部屋戻るし、Aは几帳面だから
俺の部屋に自分のモノ置きっぱなしとかも
あんまりしないタイプだから」

康「なんか…Aちゃんって良い子やな。
めっちゃ育ち良さそう」