みどりの彼女③ (ページ10)

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Aside

目が覚めると、さっきより体が楽になってて
気持ち悪いのも治っていた。

横には亮平くんが色々買ってきてくれた
風邪薬や栄養ドリンク、ゼリーがたくさん入った
袋が置かれてた。

亮「起きた？具合いどう？」

「楽になった。ありがと」

亮「よかった…でもまだ安静にね。」

「うん。亮平くんも疲れてるでしょ？
もう私は大丈夫だから寝てて」

亮「俺の事はいいから。今は自分の体の事だけ考えて」

「でも……」

亮「疲れてないから大丈夫。
むしろAの看病できてうれしいし」

「ほんとに？」

亮「ここで嘘つかないから(笑)」

「もう体楽になったから、
洗濯回してくる」

昨日から回せてなかった洗濯物が気になってたから。

ベッドから起き上がると
視界がぐらっと揺れて
とっさに亮平くんが支えてくれた。

「ごめん…ちょっと貧血…」

亮「だから安静にって言ったでしょ」

「そんな怒らないでよ……」

亮「ごめんごめん！言い方きつかったね。
ごめんね？」

生理中ということもあって
情緒不安定ですぐ涙が出てくる…

「もう…しんどい…泣」

亮「うん…Aは頑張ってる。
大丈夫だよ？俺になんでも甘えて」

「亮平くんは何も悪くないのに
当たってごめんなさい。
ほんと面倒くさいよねわたし」

亮「めんどくさいなんて思うわけないよ？
まだ無理しないほうがいいから
今はゆっくりベッドで休もう」

今回は生理痛と風邪で
不調が続いて気持ちも不安定になってしまって
大変な1週間だった。