過去のこと ページ20
部屋に入ると、私はベッドに座らされた。
そして、悠くんも隣に座る。
距離がいつもより近くて、こんな時でも胸が鳴った。
「香夜」
「・・・・・・・・・・」
悠くんが私を呼んだけど、無言でいる。
私はただ、下を向いていた。
視界に入る景色がにじむ。
「・・・・・香夜の質問に、ちゃんと答えるよ」
「え？」
思わず、悠くんを見上げる。
その瞳には、力強い光があった。
「答えていい？」
その質問には、たくさんの気遣いがあって。
自分が答えたら、私が傷つくかもしれないとか。
自分が答えたら、関係が壊れてしまうかもしれないとか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿自分が答えたら、大切な人に申し訳ないとか。
でも。
傷つくとしても、壊れてしまうとしても。
悠くんを知りたい。
本当の私を知りたい。
「・・・・っうん」
だから、首を縦に振った。
「分かった」
そう言った悠くんの声は、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿やっぱり優しかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
♪marina♪(プロフ) - 梨帆＠ダイコン先生さん» 明日、彼杵のこと話すね！出来るだけ早く帰るようにしよ！おやすみー (2015年2月10日 23時) (
レス) id: e648a13798 (このIDを非表示/違反報告)
梨帆＠ダイコン先生(プロフ) - 寝ますー (2015年2月10日 23時) (レス) id: 557260f0a6 (このIDを非表示/違反報告)
梨帆＠ダイコン先生(プロフ) - 寝ろって言われたー 明日１０時だよね 何時くらいに帰るの？ 宿題が多いので、出来れば早めに帰りたいのですが・・・・・ (2015年2月10日 23時) (レス) id: 557260f0a6 (このIDを非表示/違反報告)
梨帆＠ダイコン先生(プロフ) - ♪marina♪さん» いつ？ (2015年2月10日 22時) (レス) id: 557260f0a6 (このIDを非表示/違反報告)
♪marina♪(プロフ) - 梨帆＠ダイコン先生さん» 彼杵の合唱団聴き行く？ (2015年2月10日 22時) (レス) id: e648a13798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
