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「私ね、優太のこと、すっごく好きだったの。だったのって言うか、今も、好きなの」
「お、おう？」
「優太が幸せになってほしいって言う度に、心の中では優太に幸せにしてほしいって思ってたんだよ」
責めるような口調になってごめんなさい。
申し訳なさそうに様子を伺ってるその弱々しい表情も、すきだよ。
「でもね、私、ちゃんと好きになれる人探そうと思ってるよ、だから安心して」
「A、」
「優太のことは、絶対忘れない！けど、幸せになる」
「.....いい子」
優太をとうとう泣かせてしまって、
それでも嬉しそうだから。
優太に依存する生活を、断ち切ろうとほんとのほんとに心に決めた。
弱い自分とはバイバイするんだ。
「大丈夫だよ、俺が味方だからさ！」
「頼りないなあ」
「はぁ？！そんなこと言うなよ！！」
「ふふ、大丈夫だよ。.....優太がいなくても、私大丈夫」
自分に言い聞かせてるだけだけど、
それでも、
優太が、もう一度、私の前に姿を現してくれた意味を考えて。
優太が求めてる言葉は、
優太への愛情なんかじゃないから。
「A〜〜〜〜！変な男に引っかかるなよ！あいつはだめ！！神宮寺！！」
「優太なんだかんだでジンのこと気に入ってるでしょ」
「は？！なんであんなやつ！！あんなのはだめ！ちゃんと、俺みたいに、一途なやつ！！」
「自分で言っちゃうんだ。笑」
「そりゃそうだろ！だって死んで何年も経ってるのにずっと好きなんだぜ？！俺以上に一途なやついないから！！」
自慢げに、
私の好きなところをたくさん言って、
どのくらい好きなのかを大袈裟な身振り手振りで表現して。
それでキャーキャー騒げるんだから私達はまあまあバカップルなのかもしれない。
「くそっ！なんで手ここまでしか伸びないの？！もっと好きを表したいのに！」
「ちゃんと伝わってるってば。笑」
「違うし！！伝わってない！！」
「.....優太の目見たら、わかるよ？」
Aが大好きって、顔に書いてある。
って、ふざけて言ってみたら、
なんでわかんの？！って慌ててるから。
バカだなあって思いつつもやっぱり好きだった。
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涼杜兄妹(プロフ) - 岸くんの小説初読みがとても素晴らしい作品で、2人だけの結婚式のところめっちゃ泣きました。今後平野くんでどうなるのか楽しみです！応援しています！ (2019年4月26日 23時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。読んでいると自分がこの作品の中に入り込んでいくようなもので、岸さんの設定もあり、何度か涙してしまう部分がありました。平野さんとの本編がとても楽しみです。ひとつのドラマのように見れたこの作品がとても好きです。 (2019年4月6日 5時) (レス) id: e8afa57bf5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました。本編があるなんて楽しみです。 (2019年4月1日 2時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃめっちゃ本編楽しみです！私は岸くんが一番すきなので、岸くんの話を読めてホントに良かったです！更新頑張って下さい♪心から応援してます！！！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
光彩 - 初めまして。岸くん押しなので気になり読ませていただきました。すごく面白かったです。岸くんが消えてしまってさみしいですが、彼の願い通りヒロインと紫耀くんが幸せになれたら嬉しいです。本編も楽しみにしています。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 44ed791076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年3月4日 18時
