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次の日、せっかくの休みなのに、
携帯がうるさく鳴って、
なんだろうと思ったら知らない番号から電話が何回も来てた。
「......もしもし」
「あ、Aちゃんやっと出てくれた！」
「....だれですか」
「え？！登録してくれてないの？！俺だよ！平野紫耀！！」
「......なんの用」
なんで休みの日までこいつのハスキーボイスを聞かなきゃいけないんだ、なんて思っちゃうけど、
仕事関係だったら困るから一応用は聞くことにした。
「やー、今日休みでしょ？デートいかん？」
「は？」
「俺も休み！」
「....行かない、バイバイ」
「ちょ！ちょ！待って待って待って！」
「なんなの？」
「予定あんの？」
「ないけど、行かない」
そのまま電話をブチ切りして携帯の電源を落とした。
なんでこんなに構われてるのか知らないけど、
仕事じゃないなら聞く必要はない。
「それ、この前行ってた新人？」
「そう」
「そいつAのこと好きなのかなあ」
「そんなんじゃないと思うけど」
「んー、俺明日はAについてってそいつ見てみよ〜」
「いや、私があいつを好きになることはないよ？」
「そんなんわかんないじゃん？」
いい天気だったから外に洗濯物を干して、
お布団も干して、
家中を綺麗に掃除して、
その間の何気ない会話を楽しむ。
「家事はちゃんとできるのな、安心」
「バカにしてんの？」
「いや！そうじゃなくて！まともな生活しててよかったなって！」
心配性だから、昔から
ちゃんと食べろよ？とか
ちゃんと寝てる？とか毎日のように心配してくれて、
そんなところも好きだった。
「A昔からだけどさ、もうちょい太った方がいいよ？」
「んー、普通なんだけどな」
「細すぎると心配になっちゃう！」
「.....ちゃんと食べるからさ、安心してよ」
買い物に行って、
家の近くをプラプラして、
家で優太とのんびりして、
普通の幸せを噛み締める。
「A〜〜〜、こっち来てよ！」
夜、ソファでスマホを見ていると、
ベランダで優太が呼んでるから、
薄い上着を羽織ってベランダに出てみることにした。
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涼杜兄妹(プロフ) - 岸くんの小説初読みがとても素晴らしい作品で、2人だけの結婚式のところめっちゃ泣きました。今後平野くんでどうなるのか楽しみです！応援しています！ (2019年4月26日 23時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。読んでいると自分がこの作品の中に入り込んでいくようなもので、岸さんの設定もあり、何度か涙してしまう部分がありました。平野さんとの本編がとても楽しみです。ひとつのドラマのように見れたこの作品がとても好きです。 (2019年4月6日 5時) (レス) id: e8afa57bf5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました。本編があるなんて楽しみです。 (2019年4月1日 2時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃめっちゃ本編楽しみです！私は岸くんが一番すきなので、岸くんの話を読めてホントに良かったです！更新頑張って下さい♪心から応援してます！！！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
光彩 - 初めまして。岸くん押しなので気になり読ませていただきました。すごく面白かったです。岸くんが消えてしまってさみしいですが、彼の願い通りヒロインと紫耀くんが幸せになれたら嬉しいです。本編も楽しみにしています。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 44ed791076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年3月4日 18時
