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「Aちゃんはさ、いい匂いするよね」
「ボディクリームかな」
「そうやんな！香水じゃないと思った！」
「香水持ってるけどあんま使わないから」
「そうなん？じゃあ俺がプレゼントしてあげよっか！」
「いやいいです」
気に入られてるのか、なんなのか。
アキは彼氏がいるって言ってたし、
私がフリーだからなのかもしれないけど。
「紫耀、今日飲みに行かね？」
「んー？いーよ？」
「じゃあ決まり！Aとアキは？」
「私彼氏と約束してるから〜」
「じゃあ私もパス」
なんとなく、気分が乗らなかった。
残り少ないだろう優太との時間を無駄にしたくないし、
なによりこの男がいけ好かない。
「ええ〜、Aちゃん来てよ〜」
「え、なに紫耀Aのことすきなの？！」
「なわけないでしょ、こんな赤ちゃんみたいな顔の子好きになるわけない」
「え、私なんで今ディスられた？」
確かに化粧落としたらちょっとだけ童顔だけど。
むかつく。
やっぱこの男嫌いだ。
「なんでAちゃん来ないの？」
「そんな気分じゃない」
「まあ、A気分屋だから許してやって」
まあじゃあジンあとでな〜って
デスクに戻っていくから、
そんなに興味持たれてるわけではなさそうって判断。
多分根本がたらしなんだろう。あの見た目だし。
少しだけ残業をして、
優太はもう家にいるのかな、なんて考えながら
疲れた体で家まで向かう。
優太がいなくなってたら、って思って、
寝つきはよくないんだけど、
不思議と優太が現れてからぐっすり眠れるようになって、
短時間でも疲れが取れていたから、
ここまで疲労を感じるのは珍しい。
「おかえり〜」
「ただいま」
「ちょっと遅かったな、まあ週末だから忙しかったのか」
「新人来たから。新人っていうか研修だけど」
「ふーん、どんなやつ？」
「......なんか、掴みどころがないやつ？」
「なんだそれ」
てかね！ずーっと今日街グルグルしてたのに全然見つかんなかった！
って、成果は全くないみたいで。
「もう、いいよ？」
「だめ！俺の分までAは幸せになるの！」
って、そんなこと言われたら、
拒否することなんてできないじゃないか。
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涼杜兄妹(プロフ) - 岸くんの小説初読みがとても素晴らしい作品で、2人だけの結婚式のところめっちゃ泣きました。今後平野くんでどうなるのか楽しみです！応援しています！ (2019年4月26日 23時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。読んでいると自分がこの作品の中に入り込んでいくようなもので、岸さんの設定もあり、何度か涙してしまう部分がありました。平野さんとの本編がとても楽しみです。ひとつのドラマのように見れたこの作品がとても好きです。 (2019年4月6日 5時) (レス) id: e8afa57bf5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました。本編があるなんて楽しみです。 (2019年4月1日 2時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃめっちゃ本編楽しみです！私は岸くんが一番すきなので、岸くんの話を読めてホントに良かったです！更新頑張って下さい♪心から応援してます！！！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
光彩 - 初めまして。岸くん押しなので気になり読ませていただきました。すごく面白かったです。岸くんが消えてしまってさみしいですが、彼の願い通りヒロインと紫耀くんが幸せになれたら嬉しいです。本編も楽しみにしています。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 44ed791076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年3月4日 18時
