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「管理人の言ってること正しいのかな？」
「何が？」
「いや、Aにもうすぐ運命の人が現れるってやつ。全然現れねえからさ」
「顔、ほんとに覚えてるの？」
「覚えてるよ！めっちゃイケメン！さすが面食い！」
「んー、私の周りのイケメンなんてジンか岩橋くらいしかいないと思うけど...」
「どっちも違うんだって！！ガチだから！！」
あー、俺が存在してるうちに現れんのかな！！
って心配してるから、そんなに早く消えちゃうのかって焦る。
「その、管理人？は信用していいの？」
「知らね。」
「え、なにそれ」
「いやでもさすがにそろそろ現れるはずなんだけどな〜」
優太の説明によると、
管理人の顔は知らなくて、声が聞こえるらしい。
聞こえる声は男の人の声で、
今まで管理人が間違ったことを言ったことはないらしい。
「....私頑張って幸せになるから心配しなくていいよ」
「まじ？」
「うん、頑張る。応援してね」
「もちろん！複雑だけどな！」
その日の夢は、
優太と初めてキスをした日。
クリスマスにデートして、
なんとなく帰るのがさびしくて、
優太の家に、泊まった日の夢。
「お母さん、今日友達の家に泊まるね」
「クラスの人？」
「ううん、隣のクラス」
「そっか、楽しんでね」
初めてお母さんに嘘をついて、
死ぬほどドキドキしている。
「そんなきんちょーしなくていーよ？」
「しちゃうもん」
「ふは！かわいーな！もしかして男の家入るの初めて？」
「....」
「ええー！めっちゃ嬉しんだけど！！」
何もかも初めてで、
なんにも慣れてない私を面倒くさがらず、
可愛い可愛いってリードしてくれた。
「...なぁ、Aの初ちゅー、俺がもらってい？」
ドキドキして、
心臓が今までにないほど激しく動いて、
声なんて、出なかったから、
小さくひとつ頷いた。
「目、つぶってよ」
目つぶると、一瞬唇に優太の体温が降ってきて、
恥ずかしくて思わず抱きついた。
「....めっちゃ、すき」
「.....私も、すき」
ああ、
あの時に戻れるなら、
今息が止まってしまっても、
涙ひとつ流さないのにな。
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涼杜兄妹(プロフ) - 岸くんの小説初読みがとても素晴らしい作品で、2人だけの結婚式のところめっちゃ泣きました。今後平野くんでどうなるのか楽しみです！応援しています！ (2019年4月26日 23時) (
レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。読んでいると自分がこの作品の中に入り込んでいくようなもので、岸さんの設定もあり、何度か涙してしまう部分がありました。平野さんとの本編がとても楽しみです。ひとつのドラマのように見れたこの作品がとても好きです。 (2019年4月6日 5時) (レス) id: e8afa57bf5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました。本編があるなんて楽しみです。 (2019年4月1日 2時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃめっちゃ本編楽しみです！私は岸くんが一番すきなので、岸くんの話を読めてホントに良かったです！更新頑張って下さい♪心から応援してます！！！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
光彩 - 初めまして。岸くん押しなので気になり読ませていただきました。すごく面白かったです。岸くんが消えてしまってさみしいですが、彼の願い通りヒロインと紫耀くんが幸せになれたら嬉しいです。本編も楽しみにしています。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 44ed791076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年3月4日 18時
