検索窓
今日:5 hit、昨日:26 hit、合計:206,207 hit

〇04 ページ4

.








よくわかんないけど、



優太の顔が見れるのは素直に嬉しいし、


会話ができるのも、嬉しい。







だから、それでいいかなって、



疲れてたしこのよくわかんない幽霊と名乗る優太を受け入れて、





眠ることにした。









「お前、運がいいよ、俺がずっとAにベッタリだから変な霊寄ってこないもん!」


「....もう、寝たい」


「ええっ?!せっかく久しぶりに喋ってるのにもう寝んの?!」


「優太うるさい....」


「まあ、明日も仕事だもんな、じゃあ、寝ろ!」









寝ろ!って言って、


私の横にゴロン、と横になるけど、



ベッドにはシワひとつできない。









「あー、ぎゅってしてえな」


「そーゆーの言われるとしてほしくなるからやめて」


「あ、ごめんごめん」









私のことをあの頃と変わらない優しい目で見つめて、


目閉じろよって優しい口調で言ってくるから






いなくならないって言葉を信じて、



瞼を閉じた。









「A、こっち!早く来いよ!」









辺り一面お花畑、私たちしかいない。


夢だなってすぐにわかった。









「待って、」


「早く!」








はしゃぐ優太を一生懸命追いかけて、


その背中に抱きつくと、




優太が振り向いてぎゅって抱き締められる。






そのまま重力と優太と力で倒れて、




お花畑にふたりで寝転んだ。









「A、すきだよ」


「なに、急に」


「いいじゃん、ほんとのことなんだから!」


「別に、ダメなんて言ってない」


「...ねえ、ほんとにすきだよ?」


「うん、」


「Aは?」









優太の手が私の頭に伸びて、



長い指が髪の毛の間をスルスルと抜けていく。









「すき、だよ」


「すき、だけ?」


「え?」


「俺は愛してるよ?」


「......」


「Aは?俺のこと愛してる?」


「....あいしてる」









ククって笑って強引に引き寄せられ力強く抱き締められる。


優太の腕の中が心地よくて、目を閉じると、






頭を撫でてくれるから、






そのまま、夢の中で夢に落ちていった。









.

〇05→←〇03



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (505 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1121人がお気に入り
設定タグ:King&Prince , 岸優太 , 平野紫耀
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼杜兄妹(プロフ) - 岸くんの小説初読みがとても素晴らしい作品で、2人だけの結婚式のところめっちゃ泣きました。今後平野くんでどうなるのか楽しみです!応援しています! (2019年4月26日 23時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。読んでいると自分がこの作品の中に入り込んでいくようなもので、岸さんの設定もあり、何度か涙してしまう部分がありました。平野さんとの本編がとても楽しみです。ひとつのドラマのように見れたこの作品がとても好きです。 (2019年4月6日 5時) (レス) id: e8afa57bf5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただきました。本編があるなんて楽しみです。 (2019年4月1日 2時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - めっちゃめっちゃ本編楽しみです!私は岸くんが一番すきなので、岸くんの話を読めてホントに良かったです!更新頑張って下さい♪心から応援してます!!! (2019年3月31日 23時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
光彩 - 初めまして。岸くん押しなので気になり読ませていただきました。すごく面白かったです。岸くんが消えてしまってさみしいですが、彼の願い通りヒロインと紫耀くんが幸せになれたら嬉しいです。本編も楽しみにしています。 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 44ed791076 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ベリナ | 作成日時:2019年3月4日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。