初恋Honey (ページ6)

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初恋Honey6 ページ6

並木道の先に商店街がある

きっとそこに行けば人もたくさんいるし見つかる可能性も高い！

よし、がんばろ

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『はぁ、はぁ、、、っはぁ、はぁ…』

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つばの広い帽子って、どんなだろ？

そんな宝塚みたいな帽子、似合う人いるのかな……笑

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『はぁ、っはぁ、、、いた………』

相当おしゃれな人なのかな？じゃないとそんなつばの広い帽子、被れなさそう笑

『ねぇ、まって！』

ん？

私は大きな声に振り向いた

するとそこには、つばの広い帽子を被ったすらっとした男の人が立っていた

もしかして、この人………………

『君、ボニータを引き取ってくれているんだよね？さっきおばあちゃんに聞いたんだけど…』

彼は私の前にくるなり帽子を外した

あまりのかっこよさに言葉が出ない

『あの……』

「あ、、はい！そうです！」

返事をするため顔をあげた瞬間、私は初めての感覚に襲われた

なんなんだろう、この人の目、惹きつけられて離せない

『だよね、本当にありがとう！
今から引き取りに行く事ってできるる』

「えっと、あの、今日は予定があるので明日でも…？」

『そうなんだ、、
じゃあ申し訳ないんだけど、ここに連絡してもらってもいい？』

彼から渡された一枚の紙には電話番号が書かれていた

「あ、はい。わかりました…』

『じゃあよろしく、本当にごめんね
ありがとう！』

彼は頭を下げてすぐに走って行ってしまった

本当にかっこよかった

普通に話しているだけなのに、ドキドキが止まらなかった

この並木道は、いつも私に恋を運んでくる………