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いち ページ1
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あなたに恋をしたのは、まだ私が小学生の頃。
隣の席で仲が良くて、休み時間のたびに遊んでた。
小学生って、男女が仲良くしてたらすぐにからかわれるよね。
私たちもよくからかわれてたね。今となっては懐かしい。
中学生に上がって、クラスが離れ離れになってしまって、お互い思春期で話しづらくなったこともあって、全然話さなくなったよね。
少し寂しいなって思ってた。
男子と一緒にバカみたいなことして笑ってるあなたをこっそり見てました、なんてちょっと怖いかな。
いいな、なんて言葉が漏れたのは当時からの秘密。
お互いに違う部活に入って、運動部と文化部ってこともあって、顔も合わせなくなったね。
違う小学校が何校か合わさる中学で、私とあなたの仲の良さを知らない人もたくさんいて、私たちが仲が良かったなんて、いつの間にかみんなの記憶から薄れていった。
「ずっと、好きだったんだよ。」
中学に上がっても、あなたのことが忘れられなくて、ずっと恋してた。
私の長い長い初恋の話。
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作者名:蒼 | 作成日時:2020年2月3日 1時